2016年5月15日日曜日

音楽と早死にと脳の問題

なんとなく、そうだろうなと思っていたけれど、数字を見ると、ギョッとします。



ロック・スターは一般人より25歳も早く死ぬ?大学の最新研究結果が話題に

今年に入りデヴィッド・ボウイ、プリンス、イーグルスのグレン・フライなど大物アーティストの訃報が続いているが、オーストラリアの心理学者、ダイアナ・ケリー教授のチームが、「ミュージシャンたちが一般人の比べ、約25歳早死の傾向にある」という研究結果を発表した。
1950年から2014年の間に死亡した有名ミュージシャン12,655人の生活と死亡原因などから統計をとり、一般人と比べても明らかに事故、自殺、殺害される率が高いとしている。 
さらに有名ミュージシャンやロックスターと言われる人たちの事故死の率は、一般人に比べ5~10倍にaたり(※ここ、原文のまま。誤字?)、平均寿命も一般人よりも20年近く低い。70年間のロック、ポップの歴史において彼らの寿命はアメリカ人の平均寿命より25年も短いことになる、としている。

特に際立つのが自殺率と殺害される率の高さで、やはり一般人の2~7倍、殺害されるのも8倍と異常な数値を示している。
ここまでの数値に肯定的なものは少ないが、一方で27歳を超えると比較的長生きだということも指摘しており、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、カート・コバーン、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ドアーズのジム・モリソンら27歳で死んだ伝説的ミュージシャンの総称「27クラブ」にも合致する。
 ケニー教授は「若者にとって音楽業界は非常に危険な場所で、ストレスが多く、うつ病に苦しんでいる場合のサポートが必要であった」と指摘。「ドラッグや性の乱れなどの不安定な環境にのめり込み自殺するなど、若くして死ぬことが、ミュージシャンたちがお互いの自殺、うつ、薬物乱用などの広がりをコントロールできない状況を助長しているのかもしれない」とも説明している。(Aol News より引用)



スターと呼ばれるような方々と、直接のご縁はないけれども、本来あるべき寿命を摩滅させる状況というのは、スターならずともあるわけで、そしてそれが、音楽などの芸術に向かいたがる若い方々に多いように感じるだけに、理由の核心を知りたいという気持ちが強くなります。


人はなぜ、生活に音楽を求めるのでしょう。


音楽や文学、あらゆる芸術表現が、脳内の神経伝達物質の増減に影響するというような話が、どこまで医学的、科学的に実証されているのか、よくわかりませんけれども、そういうことがあるのだとして、そのために、もともと器質的に、生きにくさや暮らしにくさを抱えている人ほど、芸術面に向かいたがる傾向があるのだとすれば、芸術家が生きにくいのも当然と言えるのかもしれません。


…て、わかりにくいことを書いてますね。( ̄。 ̄;)


わかりやすく、身も蓋もなく書き直すと、


もともと、ドラッグ的なものを求める傾向のある、生きることの困難さを抱えたタイプの脳が、ドラッグ的なものと同じ効果のある可能性のある芸術活動に向かおうとするのではないのかと。



…まだわかりにくいですね。(´;ω;`)



なんにせよ、上の学者さんの研究が妥当なものであるとするなら、極度に音楽活動に向かいたがる若い人には、命を削ってしまわないような配慮が必要だということは、言えそうです。


うちにも、そういう人がいますので、こうした研究に関する報道には、注意していこうと思いました。







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