2016年8月31日水曜日

【小説読んだ日記】「邪馬台国はどこですか?」(Kindle unlimited読書日記)

暑いです。とっても。

うんざりしつつ、本を読んでいます。





鯨統一郎 「邪馬台国はどこですか?」 東京創元社

Amazonの内容説明より

「邪馬台国はどこですか?」――九州?畿内?そんなところにあるもんか!
ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集!
カウンター席だけのバーに客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。宮田の爆弾発言を契機に始まった歴史検証バトルは、回を追うごとに熱を帯びて……。


*第3位『'99本格ミステリ・ベスト10』
*第8位『このミステリーがすごい!'99年版』
Kindle unlimited 読み放題対象





謎解きは、面白かったです。

邪馬台国は岩手の八幡平という説は、お話のなかではとても本当らしく思えて、私ですら八幡平を手当たり次第掘りたくなったくらいです。

ブッダが本当は悟ってなんかいなくて、出家の理由も奥さんが浮気して他の男の子どもを産んだからだ、というのも、なんだかそれらしく思えてしまいました。

信長の本能寺の変が、実は明智光秀の力を借りた自殺だったというのも、無い話でもないように思えましたし。


ただ、出てくる人物に、あまり魅力がないのです。(´;ω;`)


特に、助手の早乙女静香という女性。
美貌の才媛という設定らしいのですが、在野の研究家らしき宮田の意見を、いちいち小馬鹿にしてかかり、侮蔑的な発言も多く、なんとも聞き苦しいのです。

それだけならまだしも、この女性、研究者だというわりには、オリジナルの説を何も持っていないのです。既存の説を真実と決めつけて、奇抜な意見を出してくる宮田をバカ呼ばわりするのですが、毎度宮田の説を論破しきれず、あえなく討ち死にしています。

「勉強はできるけれどオリジナリティのない秀才」というのは、学者として大成しないフラグとして有名ですが、早乙女静香嬢は、まさにそのタイプ。しかも性格がエグいときては、いいところはありません。


要するに、専門職の人々を差し置いて切れ味よく謎解きをする宮田の引き立て役を、高学歴の美女にした、ということなのでしょうが、ここまでうんざりされられるような人物でなくても、よかったような気がします。だって、途中で何度か読むのやめそうになりましたから。(´・ω・`)




2016年8月30日火曜日

アヤメくんののんびり肉食日誌 (Kindle unlimited読書日記)


Kindle unlimited登録本が、どんどん増えています。うれしい限りです。
(いっぱい読める!)


というわけで、夜ごと、知らない作品を開拓しています。





町麻衣 「アヤメくんののんびり肉食日記」 

  • 祥伝社 (2013/7/8)
kindle unlimited 登録書籍
Amazon
http://amzn.to/2cnz2SO





Amazonの内容紹介

「おっぱい触らせてください」  待て待て待て、口説くってそういうコトじゃないぞ! 

恐竜オタクの超マイペース研究室ラブコメディ!! 舞台は某大学・生物学科の研究室。今年の新一年生・菖蒲瞬(あやめしゅん)は風変わりな男の子。考古学者の息子で英国帰り。恐竜オタクで、好奇心旺盛。優秀な研究者になること間違いなし!
……と思いきや、先輩女史・椿(つばき)の裸を見てからは彼女に興味津々。デートのお誘いもキスの仕方もとぼけた調子のくせに、やたら押せ押せで…!? 描き下ろしマンガも収録して、第1巻登場!




読み始めた時点で、作品の予備知識は全くありませんでした。表紙の絵が気に入って、DL。
微妙に博物誌的な雰囲気があることと、落ち着いた色合いが、好みです。あと、「のんびり」というキーワードは、大いなるツボでありますね。のんびり。最高です。本読んで、のんびりしたいのですから。


んで、少し読むと、理系の研究室モノだなと分かりました。
「動物のお医者さん」や、「もやしもん」と印象がかぶりますが、研究分野よりも、メインの二人の恋愛のほうに、話の重点が置かれている様子です。


主人公の菖蒲瞬(あやめしゅん)は、天才肌の変人新入生。

動物形態学の教授に溺愛される才能の持ち主ということで、頭脳は素晴らしいのかも知れませんが、対人面での情緒的な発達が、実年齢よりもだいぶ幼いところで止まっていて、好きな女性に恋心を抱いても、それが恋愛の体(てい)を為さず、傍目にも研究対象への気持ちと区別がつかなくて、おかしなことになってしまう…というところが、お話の見所の一つです。


菖蒲瞬も、その思い人の椿先輩も、世間的な感覚からは大幅にズレていますが、椿先輩のほうが、ヒトとしての精神的な成熟度が高いようで、自分に思いを寄せてくる菖蒲瞬の肉食男子っぷりに巻き込まれなからも、物足りなさを感じていて、対等な恋愛関係に踏み出しません。


でもまあ、このままいくのかなと、一巻目を読了した時点で思いました。


研究者って、たいてい、中身がほとんど子供のまま老いていきますから( ̄。 ̄;)。


のっけから、土中に埋めたワニの白骨死体を掘り出して洗う話とか、研究室モノならではのマニアックな状況が出てきて、楽しいです。


でも、二巻以降は、unlimitedじゃないんですよね・・・。
読もうかどうしようか、迷い中。




2016年8月29日月曜日

マンガ読んだ日記


ストレス解消に読みあさったハーレクインの漫画がだいぶ蓄積されたので、またちょっとづつ読書メモを。

せっかく書くのだから、Amazonへのリンクの張り方も、少し工夫してみました。(だって、Amazonアソシエイトで提供される縦長のリンク枠、あまりカッコよくないから…orz)

それと、「ムカツキ度」「スカット度」「ほのぼの度」などを、十段階評価してみることにしました。







罪までもいとしく (ハーレクインコミックス) Kindle版 
水原冬樹 (著), エリサベス・パワー (著)

リーヴァはインテリアデザイナーとして初の大仕事に興奮していた。しかも依頼人は直接彼女を指名してきたという。しかし、打ち合わせに現れたのは悪魔的な魅力のダミアーノ。彼はかつて彼女が初めて愛した億万長者だった。純潔を捧げた夜、彼は冷徹に「君たち親子は財産目当ての嘘つきだ」と言い放った。愛の言葉はすべて偽りで、彼の叔父と恋に落ちたリーヴァの母親を怪しみ、素姓を調べるため近づいてきたのだ。彼に陥れられなければ母は死ぬことなかったのに。






このダミアーノ、自分勝手な猜疑心とフシアナな眼力で、間接的にヒトを二人も死に追いやっています。

自分の叔父と恋仲になった、リーヴァの母親が、かつて犯罪者と結婚していたことから、リーヴァ親子が薄汚い詐欺師であると決めつけて、叔父にないことないこと吹き込んで、離別させしまうのです。

結果、叔父は失意のうちに病死。
その知らせを聞いたリーヴァの母親も、鬱病の薬とアルコールを過剰摂取して死亡。


しかも五年もたってから、ダミアーノは、わざわざ自分の名前を伏せてリーヴァに内装の仕事を依頼し、現場でネチネチとイジメ倒すという根性の悪さ。

ダミアーノの猜疑心は、ちょっと病的な領域です。
父親が犯罪者であることを、リーヴァが隠していたからといって、リーヴァをお金目当ての詐欺師と決めつけ、リーヴァが処女であったことで、妊娠を狙った結婚詐欺だろうと決めつけ、子供ができたことを隠して育てていたことがわかると、強引に仕事をやめさせて自分の親戚のところに連れて行き、結婚を強要……頭おかしいレベルです。大富豪の美男子でも、いただけません。


こんな話なのに、ラストはハッピーエンド。
当人同士は納得し、許し合っていますけど、読者は釈然としないまま置いて行かれた感じでした。


というわけで、


ムカツキ度
★★★★★★★★★★

ダメヒーロー度
★★★★★★★★★

スカット度





2016年8月22日月曜日

森博嗣 「すべてがFになる」 (Kindle unlimited読書日記)



Kindle unlimitedの本をリストを眺めていたら、森博嗣 「すべてがFになる」が入っていたので、さっそくダウンロード。そして読了。

ミステリーは滅多に読みませんが、作者の森博嗣氏のエッセイをいくつか読んで、なんかとてもヘンな人だと思ったので、デビュー作とされるこの作品は読みたいと思っていました。


Kindle unlimitedに登録していると読み放題





なんらかの発達障害(知的な遅れを伴わない)、ギフテッド…な人々が、どっさり出てくるお話でした。

主人公の犀川助教授(いまだと准教授?)は、普段は天才性を一部封印・中和して、世間とある程度バランスを取りながら生きていける人。でも他人との感情の共有はほとんど無理。恋愛方面の情動も凍結されている様子。完全な朴念仁。変人。

わけあって、真賀田四季博士は、多重人格障害の殺人者であり、世間とは全く相容れず、離島の研究所に幽閉されながら研究生活を送っています。お話が進むにつれて、たいていの地球人が自然に持っている情愛とは根本的に性質の異なる思考で、他人との関係性を理解しているのが分かってきて、かなり不気味。作中では、この人の内面については完全には解明されず、私のような凡人の読者には不可解な部分がたくさん残ったけれども、説明されても結局分からなかった気もします。


犀川の教え子である西之園萌絵も、だいぶおかしい女性。目の前に死体があってもそれほど動じず、むしろ謎解きにワクワクするようなところがあり、お嬢様育ちのせいもあって、相当世間からズレています。犀川には、わかりやすい恋愛感情を持っている様子で、そのために、お話のなかではかなり凡庸な人物に見えてしまう。もちろん犀川はその思いには全く気づかないか、気づいていたとしても、あまり興味がない様子。



ドラマやアニメにもなっているようですが、そちらは未見。
ドラマのほうのあらすじを、検索して見てみたら、原作とはだいぶ違っているようでした。



まだKindle unlimitedに入っていないシリーズ作品を、読んでみようかどうしようか、考え中。



2016年8月21日日曜日

ゲイの弟を養うシンデレラと、追い詰められてチョコレートに逃避するセレブの物語(Kindle unlimited読書日記)


憂さ晴らしの大量読書メモ。

ハーレクインコミックス。
あっという間に読めて(10分以内)、一気に腹を立てて、ハッピーエンドに安堵することで、鬱屈がちょっぴり晴れる……

ようなことは、実際にはほとんどないのですが、短時間でもおかしな物語に意識を集中させることで、鬱鬱とした想念から解放されて、気持ちに若干の余裕ができるという効果は、たしかにあるように思います。






シンデレラとチョコレート  
ハーレクインコミックス Kindle版
荻野目 かおる (著), ルーシー・モンロー (著)








このジャンルの物語は、ゲスい親の因果がトラウマになっているヒーロー、ヒロインがほんとうに多いです。そういうお話のニーズが多いのでしょうか。(´・ω・`)


巨大銀行のCEOであるトマジは、浪費家の父親が潰しかけた銀行を必死で建て直して成長させ、事故死した弟夫婦の遺児二人を引き取って育てていますが、完全なワーカホリックで、子どもにはさっぱり懐かれず、醜悪な父親も頻繁にお金をたかりに押しかけてきて、気の休まるヒマもありません。大好きなチョコレートを食べる一瞬だけが幸せという、ものすごく気の毒な人です。

↑気の毒な至福のひととき


主人公のオードリーは資産家の娘ですが、ゲイの弟が差別主義者の両親に勘当され自殺未遂をしたことから家を出て、MITに進学した弟を養いながら、トマジの銀行に勤めて暮らしています。弟の学費は高額ですが、親からの援助は一切なし。理想に合わない子どもを切り捨てて顧みることがないバカ両親です。


トマジが1千万ドルの報酬で子どもの母親になれる女性を探していると聞いたオードリーは、弟の学費のために自ら立候補。哀情深い彼女は、親を失った子どもたちが、お金目当ての女性に傷つけられるのではないかという危惧もあり、体当たりで名乗りをあげますが、「子どもたちの母親」=「自分の会社のCEOの嫁」であることに思い至らず、


あとはお約束のハッピーエンドに向けて、行き違いやすれ違いの艱難辛苦を乗り越えていくわけですが…

このコミックの中では、主人公達の親は成敗されることも改心することもなく、そのままで終わります。そこがちょっと、釈然としないところ。

原作のほうでは、ちゃんと決着がついているのかもしれませんが、残念ながらKindle unlimitedには入っていないようです。





↓Kindle unlimitedの書籍です。月額980円で読み放題。

Kindle unlimitedについてのメモ

力がぬけるラクガキを目指してみました……。


セーラームーンです、たぶん。




Kindleの端末で、Kindle unlimitedの本から、読みたいものを探すのは、わりと大変です。

私は初期のころのKindle Fire HDを使っていますが、unlimitedの書籍一覧を表示させようとすると、とても重くて、目当ての本にたどり着くのが難しかったり、見つけても、開かなかったりすることも多いです。


PCで検索して端末に配信させればいいんですけど、結構億劫なんですよね。(´・ω・`)


それに、なぜかPCからだと、unlimitedの書籍をiPhoneのKindleアプリには配信できないようなのです。

ちかごろは、iPhone でKindle本を読むことが増えてきてるのですが、unlimitedの書籍は、一度Kindle端末でDLしてから、iPhone でDLしなくてはなりません。読むまでに、二手間かかります。



なんとかなってほしいですが、自分ではなんともならないので、せめて、読んだ本のリストくらい、ちゃんと作って置こうと思います。

Kindle unlimitedの本は、一度に10冊までしか、端末に保存しておけません。11冊目を読むときには、前に読んだ本を消去(返却?)しなくてはならないので、もう一度読みたいと思ったときに、すぐに探せるようにしておかないと、


「あのとき読んだ、あの本って、タイトルなんだっけ……思い出せないorz」


となるのは、目に見えてます。(加齢による健忘症の発動)


読んだらかならず、ここにメモる!

それを徹底することを、ここに誓います。( ̄ー ̄)ゞ





・・・・でも、もうすでに、数十冊読んじゃってるんですよね。



書き切れるかな・・・orz


















2016年8月20日土曜日

富豪の素顔がアホすぎて(Kindle unlimited読書日記)

月額980円で読み倒している本の記録。
書いておかないと、たぶん何読んだかすっかり忘れる気がします。( ̄。 ̄;)




隠された富豪の素顔 ハーレクインコミックス Kindle
友井 美穂 (), キャシー・ウィリアムズ ()


有能で冷血と名高い若き銀行家エリオット・ジェイ(32)。
彼には、引き取ったばかりの、14歳の実の娘がいました。

その娘が陰険で情の薄い父親への反発と孤独感から過食に走って14キロも太ったため、エリオットはダイエットさせようとして、理学療法士のヒロイン、メリッサを雇います。

採用時の面接で、エリオットの態度があまりにも俺様ゴーマンでカンジが悪いので、メリッサは回れ右して帰ろうとするのですが、人を威圧して従わせることに慣れているエリオットに、まんまと引き留められてしまいます。

が、家族の事情を説明する段になると、この俺様銀行家は…

「ルーシーの母親のレベッカと知り合ったのはオックスフォード大学だ。僕は18で彼女はオーストラリアからの留学生で……27だった。僕たちは出会い……そして欲望と機会が一致して~~~~~~~僕はっ 私生活を話すのに慣れてないんだ!!」

一気にダメ男になりさがりました。
イケメン台無し。

まあ、よくある展開です。(´・ω・`)

しかもこのダメ男、婚約者(陰険・冷血な美人)がいるのに、自分が雇った理学療法士に身も心もメロメロになってしまって、またしても「欲望と機会」を一致させてしまうという、ていたらく。

こんなダメ男の家庭問題をきっちり解決して幸せにするヒロインのステキさだけが心に残ったお話でした。あと、ダメ男の美人婚約者、ほんとにお約束な感じで陰険でした。







やけくそのように読書を記録する

あいかわらず読んでいる「カキフライが無いなら来なかった」。



手羽先をそこまでしか食べないのか    せきしろ



この、まっすぐな糾弾の視線……


すがすがしいというべきなのか、「せこい」とか「いじましい」といって切り捨てるべきなのか、よくわからないけれど、次に手羽先を食べている人を見たら、絶対ガン見してしまうと思う。


坊さんが大量にアイスを買っていた    又吉直樹



こちらにも、どことなく、糾弾の気配がある。

たぶん自分で食べるのではないのだろうとは思う。
暑いところで何か作業をしている人たちに差し入れするものであるのかもしれない。
十中八九、善行だろうに、なにかこう、見てはいけないものを見てしまった感じがあるのは、なぜだろう。






もったいないから、ちょっとづつ読む。



2016年8月19日金曜日

憂鬱な脳は水で洗う


憂鬱なことが多いとき、無理矢理にでも大量の本をドカ読みすると、気分が上がることがある。

脳内を、ジェット水流でざばーーーーっと水洗いするようなイメージだ。


小説なら五本くらい、漫画本なら、三十冊くらい、一気に読む。


もちろん、目がとっても疲れる。 


でも、読み終えると、変な具合に凝り固まって動かなくなった、憂鬱な思念が、どっかに消えるか、薄れている。




カキフライが無いなら来なかった」(幻冬舎文庫)の、11ページ目にある句。




憂鬱な夜を救ってくれる本といる        又吉直樹  



このかたの場合は、人格化した本と「居る」ことで、救われるらしい。

もしかしたら、読んでないか、読み進めずに、同じページばかり見ているのかもしれない。

それも、ありだと思う。

一冊で済むなら、経済的だし、場所もとらない。


でも、もしかしたら、数千冊か、万単位の本を周囲に密集させているかもしれない。
お金かかるし、場所も大変だし、家も危険だ。



そういう場合は、電子本の導入が強く望まれる。



私はそうした。

Kindleの小さな画面が、書庫になっている。



憂鬱な夜は、停電したら大変だ。

懐中電灯や蝋燭では、もはや入り込めない書庫だから。









2016年8月13日土曜日

夏バテ中ですが読書三昧



Kindle Unlimitedのおかげで、読書量が激増しております。(´・ω・`)

まだお試し無料期間ですが、すでに数万円分読みました。


主に漫画とか、漫画とか漫画とか、ラノベとか…

あと料理本とか、お写真が多い家事本とか、そして漫画とか漫画とか漫画とか…



漫画、ラノベ、家事料理本以外のジャンルで、読みたいものは、あまりKindle Unlimitedに入っていないのです( ̄。 ̄;)。




Kindle Unlimitedでなくても、有料でも読みたい本もあるのですが、Kindle化されていません。


又吉直樹氏の「火花」以外の著作、早くKindle化してくださーい。>Amazonさん


待ちきれず、我慢しきれずに、一冊だけ、新書を買ってしまいましたですよ。



又吉直樹「夜を乗り越える」(小学館よしもと新書)





もったいないので、ゆっくり読んでいます。

芥川賞を獲得したお笑い芸人のエッセイ集、というよりも、どうしようもないほど多くのものを内側に抱えながら、自分の意志で成長し、揺るぎなく表現しつづけてきた人の、その育ちの道のりを聞かせてもらう、という読み方のできる本だと思います。

又吉氏とはまた別の意味で、ややこしいものを抱えている子供たちの親として、ほんとうに読み応えのある文章です。



あと、いますごく欲しいのは、「芸人と俳人」(幻冬舎よしもと文庫)。








レビューを見ると、芥川龍之介の俳句などにも触れられているとか。


芥川の俳句というと、「水洟や鼻の先だけ暮れ残る」くらいしか記憶にないけれど、全集にはもっとたくさんあったはず(昔読んだ。そして全部忘れた)。それをどう受け止めて、語っているのか、ぜひとも聞きたい。


あと、これも読んでみたい。新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)







早く電子化されないかな。。


いま気がついたんですけど、小学館にも幻冬舎にも「よしもと文庫」があるんですね(^_^;。


2016年8月3日水曜日

Kindle Unlimited、今日から開始!


あの相模原のひどい事件以来、どうにも睡眠の質がよくありません。

ゆうべも、夜中の二時くらいに目がギンギンに冴えてしまい、お腹まで痛くなって、ちっとも眠れなくなっちゃいました。


なんか本でも読んでごまかそうと思って、愛用のkindleの電源をいれ、ストアに行ってみると、なんだかDL(購入)ボタンのところに、見慣れない文字列があります。


↓これです。





あんりみてっど……?


なんだっけ……と、しばし考えて、そういえば、なんか定額料金で読み放題になるサービスが始まるのじゃなかったかと、思い出しました。それでした。



ちょっと調べると、月額980円で、12万冊の和書と120万冊の洋書が読み放題と書いてあります。しかも、30日間、無料お試しアリとのこと。


読み倒すしかありません。


さっそく、あんりみてっど表示の本を漁りまくりました。


あまり興味のない本(エロ系とかビジネス系とか)をかき分けて、文芸雑誌とか、料理、家事雑誌とか、漫画などを発掘。


胃が痛いので、あんまり込み入った話を読むのは控えて、ちらっと目に入ったハーレクインコミックスを数冊読んで、脱力したり、笑ったり。


たとえば、超女性不信で大富豪の男性が、菌類を研究する天才生物学者の女性を好きになったものの、いろいろ行き違いがあって、すったもんだして、最後は予定調和的に結ばれるというお話ですが、最後のヒロインの台詞が、


「どんな胞子よりも、あなたのほうが魅力的だもの」


でした。菌と比べられてなんとか勝った、大富豪。


あ、ここに貼ったリンク、アンリミテッドの購入ボタンがないので、DLする場合は、まずアンリミテッドの登録をしてから、PCかkindleで直接ストアに行ったほうがよさそうです。






2016年8月1日月曜日

又吉直樹『夜を乗り越える』の電子化を心待ちにしつつ、紙の本買っちゃいそうな今日この頃


ダヴィンチニュースに、又吉直樹の新作についての記事がありました。


又吉直樹の挑戦、なぜ本を読むのか? 『夜を乗り越える』の芸人らしい仕掛けとは?

http://ddnavi.com/news/313594/a/




早く読みたくてしかたがないんですけど、まだkindle化されていない様子です。

連打の勢いで、Amazonさんにkindle化希望を出してます。


紙の本は、極力買わない……
泣く泣く処分した数千冊の本のことを思いつつ、そう誓っているわけですが、

こんな記事読むと、誓い、守るの厳しくなりそうです。(´;ω;`)