2016年8月29日月曜日

マンガ読んだ日記


ストレス解消に読みあさったハーレクインの漫画がだいぶ蓄積されたので、またちょっとづつ読書メモを。

せっかく書くのだから、Amazonへのリンクの張り方も、少し工夫してみました。(だって、Amazonアソシエイトで提供される縦長のリンク枠、あまりカッコよくないから…orz)

それと、「ムカツキ度」「スカット度」「ほのぼの度」などを、十段階評価してみることにしました。







罪までもいとしく (ハーレクインコミックス) Kindle版 
水原冬樹 (著), エリサベス・パワー (著)

リーヴァはインテリアデザイナーとして初の大仕事に興奮していた。しかも依頼人は直接彼女を指名してきたという。しかし、打ち合わせに現れたのは悪魔的な魅力のダミアーノ。彼はかつて彼女が初めて愛した億万長者だった。純潔を捧げた夜、彼は冷徹に「君たち親子は財産目当ての嘘つきだ」と言い放った。愛の言葉はすべて偽りで、彼の叔父と恋に落ちたリーヴァの母親を怪しみ、素姓を調べるため近づいてきたのだ。彼に陥れられなければ母は死ぬことなかったのに。






このダミアーノ、自分勝手な猜疑心とフシアナな眼力で、間接的にヒトを二人も死に追いやっています。

自分の叔父と恋仲になった、リーヴァの母親が、かつて犯罪者と結婚していたことから、リーヴァ親子が薄汚い詐欺師であると決めつけて、叔父にないことないこと吹き込んで、離別させしまうのです。

結果、叔父は失意のうちに病死。
その知らせを聞いたリーヴァの母親も、鬱病の薬とアルコールを過剰摂取して死亡。


しかも五年もたってから、ダミアーノは、わざわざ自分の名前を伏せてリーヴァに内装の仕事を依頼し、現場でネチネチとイジメ倒すという根性の悪さ。

ダミアーノの猜疑心は、ちょっと病的な領域です。
父親が犯罪者であることを、リーヴァが隠していたからといって、リーヴァをお金目当ての詐欺師と決めつけ、リーヴァが処女であったことで、妊娠を狙った結婚詐欺だろうと決めつけ、子供ができたことを隠して育てていたことがわかると、強引に仕事をやめさせて自分の親戚のところに連れて行き、結婚を強要……頭おかしいレベルです。大富豪の美男子でも、いただけません。


こんな話なのに、ラストはハッピーエンド。
当人同士は納得し、許し合っていますけど、読者は釈然としないまま置いて行かれた感じでした。


というわけで、


ムカツキ度
★★★★★★★★★★

ダメヒーロー度
★★★★★★★★★

スカット度





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