2019年11月13日水曜日

大海とむ作品のあれこれ

こんにちは。目玉のレテナです。
これ書くの、毎度忘れそうになります。

たぶん記事の更新頻度が低いせいですね。精進します。(´◯ω◯`)


大海とむさんという漫画家さんの作品が好きで、もう二十年近く、ずっと読み続けています。
(以下、ラストに関するネタバレありですのでご注意を)




最初に読んだのは、「禁断の恋でいこう」シリーズ。


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思いやり深い性格なのに、人間関係にめぐまれない緋佐子が、人外の存在であり、長い寿命を持つ「夜斗」と出会って、幸福な生涯を全うする姿を描いたラブロマンス。

連載中から、普通の人間である緋佐子が夜斗よりも先に命を終えることは示唆されていたので、覚悟して読んでいたのですが、ラストでは、いつか緋佐子が別の形で蘇ることが示唆されていたので、ちょっと安らぎました。

でも、できれば、二人が再会するところも見たかったです。いつか続編が出ないかな。


今年(2019年)完結した「蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~」(全8巻)では、「禁断~」の「夜斗」が、脇役で出演したので、なつかしく思いました。



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「蜜夜婚」の「白銀」と、「禁断~」の「夜斗」は、人外だということのほかにも、いろいろとキャラがかぶる部分がありました。

まず、作品のヒロインと出会う前に、複数の女性(「夜斗」の場合はメスオオカミの伴侶も含む)とのステディな関係があったこと。

そして、ヒロインと付き合っている間は溺愛状態でも、いずれ寿命による別れが来るであろうことが前提となっていること。

「蜜夜婚」を読み始めたとき、今作もまた「禁断の恋でいこう」と同じように、ヒロインの翠の死によって、いったん関係が終わるのかなと思ったのですが、死んでも終わらない展開が待っていました。


というか、「うわ、翠、ここで死なせちゃうんだ」と、作者さんの厳しい展開に驚いたというか・・・。


死ぬことで、最愛の「白銀」と同じように永遠に生きられる人外の存在となるというのは、こういうジャンルのお約束的に、仕方がないとは思います。

けれども、もともと家族を含めた周囲の人との縁が極端に薄かった翠が、大切にしていたほんの僅かの縁を、自分の手で消去していかなくてはならないというくだりは、切なすぎました。


考えてみると、大海とむ作品って、ラブロマンスとしては極甘なのに、よくよく読むと、どれも全部ヒロインに課す精神的試練というか絞り上げ方が、めちゃくちゃ厳しい気がします。


作者さん、ドSなのかも。(´・ω・`)


そういえば、「蜜夜婚」のあとの、姉系プチコミックの新連載も、もう始まっていて、タイトルは「悪し妻かたり」というのだとか。少し読みましたが、やはり冒頭から、ヒロインに猛烈に厳しい設定のようです。


コミックになるのが待たれます。








2019年11月9日土曜日

妖王の花嫁(全八巻)・真夜中のオカルト公務員


こんにちは。目玉のレテナです。


今日は読書記録です。

寝込んでいる時間がながいせいで、読む量が増えているので、メモしておかないと、二度読みしかねないのです。

読んだことを忘れているなら、二度読んだっていいじゃないかという気もしますが、読んでる途中で「あ、これ、こないだ読んだやつ?」と気づくというのを、避けたいのです。

読書中に、自分のボケをつきつけられることほど、情けないことはありませんので。


(´・ω・`)



というわけで、読書メモ。



妖王の花嫁(全八巻)
柿崎 椋 (著), 凪桜 (著)
 (冬水社・いち*ラキコミックス) Kindle版
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全巻、Amazon読み放題サービスが利用できるので(2019年11月9日現在)、一気に読むことができて、大満足。


日本の妖(あやかし)を統べる妖王である朧(おぼろ)と、身寄りのない女子高生、咲との、千年にわたる因縁と愛情の物語。


妖と人間の歴史の暗部を流れるドロドロの確執を、ヒロインの咲が、ド直球な慈愛と善意を炸裂させて、ものの見事に粉砕し、すべてを丸く収めます。

あまりにもバッサリどかーんと片付くので、ちょっと物足りないくらいでしたが、楽しい作品でした。








そういえば、咲の父親は、安倍晴明の生まれ変わりで、その安倍晴明は、朧の育ての親だったという設定なのですが、なんか似たような背景のお話を、他にも読んだような記憶が・・・。





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漫画アプりの「ピッコマ」で読んでいた「真夜中のオカルト公務員」の主人公の宮古新が、たしか安倍晴明の生まれ変わりだったはず。

こちらも面白い作品なのですが、「ピッコマ」で無料で読める範囲までしか、まだ読めていないので、先が気になっています。(書籍代節約中…)


と思ったら、Amazonプライムビデオでアニメが見られるようです。
見てみよう。ヾ(〃^∇^)ノ





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2019年11月6日水曜日

「耳をすませば」


こんにちは。目玉のレテナです。

せっかく決めたご挨拶の言葉を、うっかり書くのを忘れたので、あとから書き足しました。(^-^;


柊あおい「耳をすませば」 kindle版
        出版社 フェアベル 



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アニメ映画「耳をすませば」の原作漫画です。

Amazonのkindle版が、なぜか62%割引で、248円になっていたので、いい機会だと思って購入しました。


アニメ版よりも、穏やかで、身近に感じられるお話でした。

心の疲れを感じる夜に、読み返したくなりそうです。

アニメのほうも、ずいぶん前に一度見たっきりで、詳細は忘れていたのですが、天沢くんと雫が、まだ中学生だったということに、驚きました。


中三で、プロポーズしてたのか、アニメ版の天沢くんは・・・。








2019年11月3日日曜日

目玉のレテナです。




ブログの書き出しの決めことばを、何か考えてみようと思いました。


「こんにちは、目玉です!」


にしようかと思ったのですが、すでに使っている方がいたので、遠慮することに。


考えてみると、自分のペンネームも決めていませんでした。


目玉関係で、自分に関係した言葉は何かないかと思って考えていて、「網膜」というのを思いつきました。本の読みすぎで、網膜剥離をやってるので、網膜には少しばかり思い入れがあります。


でも、


「こんにちは。目玉の網膜です!」


と挨拶されても、されたほうが困りそうです。


網膜は、英語で「retina」、網膜剥離は、「Retinal detachment」というらしいので(google翻訳さんに教えてもらいました)、そこから音をお借りして、「れてな」ではどうでしょう・・・



「こんにちは。目玉のレテナです!」


とりあえず、これをブログの書き出しとしている方は見当たらなかったので、これで行ってみようかと思います。


というわけで、こんばんは。目玉のレテナです。m(. .)m






さて、この数か月間、この「目玉ブログ」は、どういうわけか、アメリカ合衆国からのアクセスがダントツで多いです。

日本国内からのアクセスは、アメリカの半分くらい。

そしてなぜか、ロシア、ウクライナからのアクセスが、国内からのアクセスに匹敵するくらいあります。


別にグローバルなことを書いているわけでもないのに、なんか、変だ…(´・ω・`)


と思って、参照元URLのリストを眺めてみると、ある特定のサイトからのアクセスが、妙に多いことに気づきました。


で、そのサイトのリンクを踏んでみたところ、次の瞬間、画面いっぱいに、陳列すれば確実に罪に問われるであろうと考えられる物品の映像が、これでもかという迫り方で、眼前に立ち現われました。




瞬間的にブラウザを閉じましたので、そのサイトに自分のブログへのリンクが貼ってあるかどうかまでは確認できませんでしたが、おそらく何か仕組みがあって、そこから飛んでくる人々がいるのでしょう。



その後少し調べて、こういうものを、スパムリンク、などというらしいことを知りました。

そういうリンクを、自分で開設しているgoogle bloggerのほうから「リンクの否認」をするための方法などを解説しているブログもありましたので、それに従って、その陳列わいせつサイトのリンクを、否認リストに入れました。


でも、こちらから否認しても、相手方のリンクが消えるわけではないので、いまでも毎日、陳列がワイセツなサイトから飛んでくるひとがたくさんいます。


困ったもんです。(´・ω・`)




では、おやすみなさいまし。

目玉のレテナでした。









2019年10月28日月曜日

戸川視友「七王国のバラ」(kindle読み放題)


戸川視友「七王国のバラ」(冬水社・いち*ラキコミックス)


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Amazon読み放題のリストに入ってみたので、お試しで読んでみたら、ハマりました。


スパッと竹を割ったような王道の物語ですが、主人公の少女、セレスティーヌの気持ちがいいほどのヒーローぶりと、彼女を盛り立てる脇役たちの熱い勢いに乗せられて、一気に二巻目まで読了。



生まれつき、バラの刻印を体にもつ「選ばれし者たち」が、大切な人を失っていく過酷な運命や、襲い掛かる邪悪な敵に立ち向かい、どう世界を統一していくのか。

三巻までは、Amazon読み放題で読めるようです。
(2019年10月28日現在)


同じ戸川視友の作品は、他にもいくつか読んでいますが、どれも気持ちのいい物語でした。





2019年10月22日火曜日

外科医が出てくる漫画



即位礼正殿の儀を、YouTubeの中継で眺めました。

高御座の開くところ、その中の様子など、興味深く眺めましたが……


いちばん印象に残ったのは、昭恵夫人の、斬新なデザインのお洋服だったかもしれません。



読んだ本のメモ。


若林美樹「ちょっと美人ドクター?」





 はじめのうちは「ピッコマ」という読書アプリで、一日一話づつ読んでいたのですが、Amazon読み放題を再開したので、一気に七巻目まで読んでしまいました。


厳しい医療の現場で、患者さんの命を救える医師になるために、日々体当たりで腕を磨く主人公のパワーが爽快です。








研修医ものというと、森元梢子「研修医なな子」も、楽しい作品でした。


そういえば、指導医とのハッピーエンドが、最後の最後で、オマケのようにほんのちょっとだけ出てくるところが、「ちょっと美人トクター?」と似ています。


機会があれば再読したいですが、残念ながら、こちらのkindleは、今のところ読み放題ではありません。(T_T)




実人生では、外科医との御縁は、いまのところ数えるほどしかありませんが、自分の子どもの手術を担当する外科医と会ったとき、お顔にものすごくヘタクソな感じの縫いあとがあったことが、忘れられません。


もしかしたらもその縫い目の傷がきっかけで、自ら外科医を志したのかなとか、時折思い出しては、想像をめぐらしています。











2019年10月21日月曜日

ミスカル、あるいはミスッカル

今回は読書記録ではなく、めずらしく食品日記です。


新大久保に遊びにいった末っ子が、韓国の飲み物を買ってきてくれました。






ミスカル、というのだそうです。
ネットを見てみたら、ミスッカルと表記しているサイトもありました。

上の写真はAmazonの商品情報からお借りしたもので、末っ子の買ってきてくれたミスカルとメーカーはたぶん同じだと思うのですが(箱はそっくりで、ロゴも同じです)、写真が少し違います。(右上のロゴは同じ)

末っ子購入の品は、


15 Roasted Grains with Yam

という表記があって、写真のなかに、長芋もうつっています。


学生のころに、韓国人留学生の友人たちが、帰国するたびに、研究室にお土産に、このナッツがどっさり入った飲み物を買ってきてくれたものでした。


数十年ぶりに飲んでみると、記憶している味とそっくりでした。

体がとても温まります。


韓国では、女性の体にとてもいいということで、愛飲されているのだそうです。




Amazonでも、長芋入りのミスカルを売っているのを見つけました。


冬をこれで乗り切ります。






2019年10月17日木曜日

体育会系恋愛、でも種目はマウンティング


今回は、Amazon読み放題での読書記録です。


坂井志緒 (著), 駒宮十 (著)
「偽装彼氏とチョコレート」
(夢中文庫セレナイト) Kindle版


タイトルは甘々な印象だけれど、かなりストイックなお話でした。

ヒロインのエミリは、柔道の78キロ級の猛者だったという、ガチ体育会系の女性。

高校時代までは、縦にも横にも大きかった彼女に、近寄ってくる男の子は皆無。

大学に入って、一念発起したエミリは、身にまとっている脂肪まじりの筋肉を徹底的にシェイプアップ。

さらにメイクやファッションの洗練度もあげて、モデルのような容姿を獲得。


けれども、美しくなればなるほど、エミリは「強く」なることを強いられます。

ひっきりなしに狙ってくるナンパ男を撃退し、周囲の女性たちからの妬みそねみを、自力で跳ね返す根性がなくてはならないからです。美女も大変です。(´・ω・`)

心身共に強靭なエミリですが、恋愛には極端に臆病で、まともに交際した経験もありません。

そんなエミリに、行きつけのコンビニでバイトしていた、真斗という大学生が、交際を申し込んできます。

エミリはその場で断りますが、真摯な態度だった真斗のことを、いつまでも忘れられずいます。


月日が流れ、トレーニングジムでセレブなナンパ男のしつこすぎるアプローチに困り果てていたところに、真斗が登場。とっさに彼氏のふりをして、ナンパの触手からエミリを救い出します。


真斗のたっての願いで、彼はエミリの偽装彼氏として付き添うことになるのですが、当然のように、二人の関係の進展を阻む邪魔者が登場するわけで……。


ネタバレを含みますが、大学時代から真斗に片思いをしているという邪魔者は、マウンティング行動の上級者でした。

もちろん格闘技じゃありません。女の戦いという、心理戦です。(´・ω・`)


二人の初デートに無理やり割り込み、食事の席で自分と真斗しか知らない話題ばかりを持ち出して、エミリを会話からシャットアウトしつつ、自分が悪者にならないように細心の注意をはらいながら、エミリと真斗の間に、不和の種をまき散らす……


このため二人の関係は危機に陥り、最悪のタイミングで出現したナンパ男の妨害により、見事に破局……

その後、めくるめくスピードでハッピーエンドに至るのですが、これは物語による一本勝ちという感じでした。















2019年10月16日水曜日

乱闘ありのティータイム


  葛城 しずく (漫画), ベティ・ニールズ  (原作)
「二人のティータイム 」Kindle版


ヒロインのメリー・ジェーンは、片田舎でつつましく暮らす独身女性です。

両親に早く死なれ、引き取ってくれた伯父夫婦の介護をし、二人を看取ってからは、相続した小さなコテージでティールームを営みながら暮らしています。

穏やかに見えるメリー・ジェーンの人生ですが、運に恵まれているわではありません。

世話になった伯父夫婦には息子がいますが、介護はすべてメリー・ジェーンに押し付け、二人が亡くなったあとも、彼女をタダでこき使える使用人にしようと、虎視眈々と狙っています。

たった一人の姉はモデルをしていますが、妹の生活を顧みることがないばかりか、時々やってきて、美貌と成功を念入りにひけらかし、地味な容姿の妹に、たっぷりと劣等感を植え付けて去っていきます。そのためだけに、妹に会いに来ているようでもあります。

町の人々はメリー・ジェーンの誠実な人柄を愛していますが、個人的な困りごとを持ち込んで、彼女の暮らしを圧迫することが、しばしばあります。

こんな環境のなかで、自分の生活と人生を守るために、メリー・ジェーンは負けん気と毒舌を磨くしかなかったのかもしれません。


けれども、都会の外科医と出会によって、メリー・ジェーンの人生は一変。

妹を出し抜いて自分が外科医と結婚しようと、ストーカー行為を開始する美貌の姉。

メリー・ジェーンの人生をとことん搾取するために、いよいよ脅しにかかってくる従兄とその妻。

さらには、無銭飲食の暴漢が店内で暴れまわる事件まで発生。


そんな状況で、外科医が自分に寄せてくる、どこか中途半端な好意を信じることができないメリー・ジェーンは、持ち前の毒舌で、とっとと外科医を自分から遠ざけようとするのですが……


(その後のあらすじは省略)


メリー・ジェーンのティールームは、ストウオンザウォルドという町の近くにあるようです。

さて、この町は実在するのか・・・

さっそく探してみたら、実在していました。
ウィキペディアの記事によると、馬市で有名なのだそうです。



作中で、メリー・ジェーンが、閉店直前にやってきた外科医と、その連れの美女を追い返そうとして、


「こからならストウオンザウォルドは、そう遠くありません。あそこならホテルもありますし、お茶も飲めますよ」

と話すシーンがありますので、ティールームのあるあたりを、googleストリートビューで歩いてみました。






ストリートビューで、ティールームの中にも入れました。






ヒロインのお店も、こんな雰囲気だったのかもしれません。
温かみがあって、シンプルで。

間違っても、乱闘向きではないです。






2019年10月15日火曜日

ビタパタ・他



ジョジョのピタパタポップという携帯アプリに、ちょっとハマッてます。







かわいいです。

最初にもらった仗助を育てて、サブにブチャラティを使っています。

承太郎がほしいのですが、なかなかガチャで出てきません。
無課金でも、結構ガチャを回せるので、のんびり楽しんでいます。


たのしいのが、一番です。

・・・・・


最近再読した本からの、抜き書き。


 ラットを使った、薬物依存に関する実験があります。ラットパーク実験、と呼ばれるものです。もしかしたら、この実験結果が、承認欲求ジャンキーたちの振る舞いを読み解くヒントになるかもしれません。 
 ラットを狭い籠に入れたままにして、モルヒネ入りの水を用意しておくと、その水をどんどん飲むようになります。 
 ところが、ラットパークと名付けられた広々として遊び場もたくさんある飼育環境でオス・メス混ぜた状態にしておくと、モルヒネ入りの水があっても飲まないのです。 
 この実験におけるラットパークは、言ってみれば「リア充の楽園」です。そこにいるラットは、普段から満たされており、特にモルヒネ入りの水を飲んで快感を得ようとしなくても、十分に楽しい暮らしをしているために、あえて薬物による効果を必要とはしないのです。 
中野 信子 
「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 」(幻冬舎新書)

「金持ち喧嘩せず」ということわざを、脳科学的に説明すると、こういうことになるんでしょうか。お金持ちがみんな幸せなわけでもないでしょうけども。



正義感から誰かを攻撃したり、仲間外れにしたりすると、脳が快感を覚える仕組みになっているということを、本書は、脳科学の観点から書いています。

ネット上で、いろいろな批判や叩きが、必要以上に加熱している流れなど見るたびに、この本の、こういってはなんですけれども、全く身もふたもない脳の解説を思い出して、ため息が出ます。(´・ω・`)












2019年10月14日月曜日

よくある非実在中東と、実在の中東のマクドナルド



「シークとの一夜」    
 湊 よりこ (漫画), キム・ローレンス  (原作) ハーレクインコミックス

  Amazonで探す 


ヒロインのイーヴァは、たった一人の家族だった実母に死なれるのですが、葬儀の直後、リムジンに乗って墓地にやってきた使者によって、実母が中東のアザリム王国の王子(故人)の妃であり、自分がプリンセスであるということを知らされ、仰天します。

ごく普通の女子大生が、他国の王家の一員だなんて、そうあることじゃないと思うのですが、ハーレクインというジャンルでは、わりとよくある大事件なので、読んでいるほうとしては、それほどの驚きはありません。

まあ、お母さんも、生前にちゃんと説明しておけばいいのにとは思いますけども。
だって、埋葬中の墓地に、いきなりこんな感じの人たちが、ぞろぞろ来るんですから、心の準備くらいさせてあげたいところです。




写真は、Amazonの商品ページからお借りしました。

Amazonで、買えるんですね、こういうの。(´・ω・`)


祖父である国王に招かれて、アザリム王国に飛んだイーヴァは、国王が孫娘のために良かれと思って用意した、隣国のカリム王子との縁談を断りきれず、とりあえず相手に会ってみることに。

ところが、カリムがお見合いの時間に大遅刻してきたことと、イーヴァに同行してアザリム王国に来ていた、亡き母の恋人の存在のせいで、事態はとんでもない方向にこじれます。


途中の物語は省略しますが、カリム王子の前妻の不倫相手との娘の臓器移植とか、愛のない結婚に絶望したイーヴァが砂漠に逃げ出したりとか、すったもんだの末に縁談は成就し、イーヴァはいきなり三つ子を妊娠、出産し、めでたしめでたしで終わります。


で、例によって、重箱の隅的探索を。


イーヴァの祖国の「アザリム王国」は、「シークとの一夜」の作中では、次のように説明されています。

アザリム王国は人口約700万人の小さな国
オイルマネーと近代文化の発展で
豊かな国ではあるが
厳しい戒律が一部残っている…


中東に、「アザリム王国」という名前の国は存在しません。
ないだろうと思いましたが、一応確認しました。


で、国王や首長のいる国のなかに、似たような国はないかと探したのですが……


アラブ首長国連邦 人口 約900万人
オマーン     人口 約250万人
カタール   人口 約200万人
サウジアラビア  人口 約3300万人
バーレーン   人口 約120万人
ヨルダン   人口 約970万人

人口が、ぴったり当てはまりそうな国は、とりあえずありません。

サウジアラビアでは大きすぎます。

いくらか数字が近いのは、アラブ首長国連邦と、ヨルダンです。


ヨルダンは、パレスチナやシリアからの難民流入のために、人口が増大しているのだそうで、もともとは700万人くらいだったのかもしれません。

ヨルダン国王であるアブドゥッラー2世についての、ウィキペディアの記事などを眺めていると、

・イギリスとアメリカに留学経験あり
・クウェート出身でパレスチナ人の女性と結婚
・変装して街にでて、庶民の声を聞くのが好き
 (変装のツメが甘くて二度バレている)
・危険なアウトドアスポーツと映画が大好き


……なんとなく、物語に借用したくなるようなイメージではあります。


どんな国なのか、何も知らないので、とりあえず、Googleストリートビューで、うろうろしていたら、マックを発見しました。






ドライブスルーのようですが、ずいぶん立派なマックです。

ヨルダンはイスラム教の国ですから、豚肉は禁止でしょうしし、ほかにもいろいろな制約があるはず。

ぜひとも、メニューを見てみたいところですが……外からでは見えません。

どこかに書かれていないかなと思って探してみたら、トリップアドバイザーというサイトに、このお店の口コミページがありました。

書かれているのは、日本の食べログと同じような、賛否両論。

マックへの愛の賛歌を書き込む人もいれば、顧客対応や不健康さをクソミソにけなす人も。三分の一は酷評のようでした。(翻訳機能がついている口コミサイトでした)


何もわざわざ、ヨルダンまで行ってマックに入って怒らなくてもと思いますが、遠い旅先で、見慣れたマックの看板を見たら入りたくなる気持ちも、なんとなくわかるような気もします。



だいぶ横道にそれましたが、それたまま、この記事を終わります。









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2019年10月13日日曜日

城が行方不明……


羽生シオン(漫画)、リン・グレアム(原作)

「シチリア大富豪の誤算」 ハーレクインコミックス。




シチリアというと、とりあすず連想するのはマフィアですが、表紙の大富豪は予想にたがわずマフィアのボスでした。



ヒロインのジェマイマは、子ども好きの素朴な人柄の女性です。孤児でしたが、牧師夫妻に引き取られ、イギリスの片田舎で、つつましく幸せに暮らしていました。

ある日、ジェマイマの双子の姉だというジュリーが、突然家にやってきます。

ジュリーとジェマイマは、アルコール中毒の母親から生まれた双子でしたが、生まれてすぐに生き別れていたのでした。

ジュリーは、趣味の悪い派手な服に、ボロボロに破れた網タイツという、明らかに異様な恰好をしていましたが、牧師夫妻は娘として受け入れます。

ところがジュリーは、いったん家に入り込んでしまうと、派手に遊んで両親の財産を食いつぶし、挙句はジェマイマの恋人を寝取るなど、やりたい放題をしたのちに失踪。

そのあと一度戻ってきましたが、代理出産で産んだという赤ん坊を一家に押し付け、また消えて、三か月後に車に轢かれて死にました。


牧師一家は、ジェリーの残した大借金を返しながら、力を合わせて、ニッキーと名付けた赤ん坊を育てていました。


そこに、ニッキーの父親であるルチアーノが、リムジンに乗って、激怒モードで登場。

彼はシチリア・マフィアのボスであり、妻子を事故で失っていたため、ジュリーと代理出産の契約をしたのでした。

けれどもジュリーはジェマイマの名前を使ってルチアーノと取引をしていたので、ルチアーノはジェマイマを素行の悪い嘘つき女だと思い込んでいて、恫喝して子どもを奪い取ろうとします。

我が子同然に思ってニッキーを育てていたジェマイマは、手放すことなど考えられず、ルチアーノと言い争いますが、決着がつかず、結局ニッキーともども、ルチアーノの自宅のあるシチリアに連れていかれることに。


その自宅は、海辺にそびえる中世の古城、カステッロ・デル・ドローゴでした。



その後の展開は省略しますが、紆余曲折とすったもんだの末に、二人が結婚し、ニッキーの両親となるハッピーエンドを迎えます。


で、お話後半の舞台となる、カステッロ・デル・ドローゴですが……


シチリアの古城を検索しても、そういう名前のお城は、見つからないようです。
そして、カステッロ・デル・ドローゴで検索して出てくるのは、この作品の記事ばかり。

前回の「愛が行方不明」「アナパムア島」と、同じような状況です。(´・ω・`)


有名なマフィア映画「ゴッドファーザー」には、Castello degli schiavi(カステッロ・デッリ・スキャッビ)が出てくるそうなので、もしかすると、そこがモデルなのかと思って、googleのストリートビューで見学にいってみたのですが・・・








塀しか、見えませんでした。(´・ω・`)


マンガに出てきたお城は、尖塔が多くて、おとぎ話に出てくるようなお城で、周囲に塀はありませんでした。どこか別のお城がモデルなのかもしれません。



カステッロ・デッリ・スキャッビは、シチリアに聳えるエトナ山の東側にあります。

世界遺産にして、ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山は、わりと最近も火を噴いたり溶岩流したりしているようですが、近隣の人たち、大丈夫なんでしょうか。


って、自然災害がやたらと多い日本に暮らす日本人に、言われたくないでしょうけども。(´・ω・`)



シチリアのお城については、もう少し調べてみて、何かわかったら、記事を追加します。






2019年10月9日水曜日

島が行方不明


さっそくマンガの読書記録千本ノック開始……



「愛が行方不明」 (ハーレクインコミックス) Kindle版
 牧村 ジュン (漫画), パトリシア・ノール (原作)






ヒロインのアニーは、カリフォルニア州のアナパムア島のホテルで働いています。

アニーの両親は数年前に飛行機事故で他界。
そのときのショックで、極度の飛行機恐怖症になってしまったアニーですが、両親の思い出の残るホテルを盛り立てようと、古くからの従業員たちと一緒にがんばっています。

けれども、ホテルの経営は思わしくなく、オーナーである伯父は売却を考え始めています。

そんなホテルに、全米に名を知られたホテル王の、フリン・パーカーがやってきます。
彼にはホテルの買収のための視察という、密かな目的がありましたが、そんなことを知らないアニーは、セレブ客を精いっぱいもてなそうと張り切っていて・・・


と、ここまで読んだだけで、どういう形でハッピーエンドを迎えるか、想像がつきます。

いや、全然読まなくても、三割くらいは想像がつきます。
なにしろ、ハーレクインコミックスの結末は、

「目もくらむような真実の愛・ゆるぎない結婚・あふれんばかりの財産」

を備えた、幸福な家庭生活に落ち着くのがお約束なので。ここに最愛の我が子の誕生が付け加えられることも、よくありますが、養子の場合も結構あります。なんだろうと、とにかくヒロインとヒーローが幸せならいいのです。


ただ、どういう経緯でそこにたどり着くかは、読んでみないと分かりません。

そして、どの作品も、これでもくらえと言わんばかりの趣向を凝らして、読者を待ち受けています。


「愛が行方不明」では、ホテルにやってきたセレブ客のフリンが、出迎えたアニーのフルネームを叫び、そのまま憎悪の罵倒モードに突入。

頭のおかしいクレーマーのような振る舞いですが、自分が買収しようとしたホテルで、二年もまえに失踪し、必死で捜索し続けていた自分の妻が、何食わぬ顔で接客するのを見たら、たいていの人はこうなるかもしれません。


けれども、アニーには、フリン・パーカーについての一切の記憶がありません。
彼女は、両親の飛行機事故死のショックから、心因性記憶喪失となっていました。その記憶のない時期に、フリンのホテルで研修生として働くうちに、恋に落ちて結婚していたらしいのです。

アニーの事情を知ったフリンは、罵倒モードから一転して、記憶のない妻の愛を取り戻すために、アニーに寄り添い、支えになろうとするのですが・・・

(以後のあらすじは省略)


この物語で気になったのは、舞台になっているアナパムア島です。


「アナパムア島」検索してみても、この作品の記事しか見つからないのです。(´・ω・`)


googoeマップで、アメリカ合衆国のカリフォルニア州沖にある島々を、目を凝らして眺めてみても、それらしい名前の島が、どうしても見つかりません。


「アナカパ島(Anacapa Island)という、ちょっと似た名前の島はありますが・・・







ストリートビューで歩ける範囲を見た限りでは、セレブの泊まるスイートルームのあるホテルは、見当たらないようでした。

それとも別の島なのか、架空の島なのか・・・。

「アナパムア島」について何かわかったら、この記事に追記することにします。

















2019年10月8日火曜日

ドーパミンと恋愛マンガ


kindle内の蔵書量を確認したら、マンガ本の割合が、ものすごいことになっていました。

それも、恋愛系ばっかり。(´・ω・`)





たぶん、抑うつ気味の状態が続いた時期に、ドーパミンの分泌を促したくて、無意識にそういう作品を選んでいたのではないかと思います。


あ、恋愛に反応すると、脳がドーパミンを分泌するという研究報告があるのです。


理化学研究所熱愛中にドーパミン神経が活性化する脳領域を解明https://www.riken.jp/press/2015/20150514_1/
共同研究グループは、異性と熱愛中である10名を対象に、恋人の写真と、恋人と同性の友人の写真を見せた時の脳内のドーパミン放出の違いをPETで測定しました。 
その結果、恋人の写真を見た時には、大脳皮質の内側眼窩前頭野および内側前頭前野でドーパミン神経が活性化していることを明らかにしました。 
また、恋人の写真を見たときの気持ちの高まりの強さと内側眼窩前頭野でのドーパミン神経の活性化レベルは正の相関がありました。 
これは、主観的な恋愛感情と、客観的に測定可能なドーパミン神経の活動とが相関していることを示します。内側眼窩前頭野は報酬系[1]に関わる領域であることから、ヒトの恋愛感情は報酬系と同じ神経基盤を共有している可能性を示唆します。(記事の一部を引用)


読んだ本が脳に効いたかどうかはわかりませんが、いま現在元気になっていますので、なんらかの効果はあったものと思われます。お医者さんに処方していただいた抗鬱剤も、ごく少ない量で済んだのも事実です。


というわけで、脳がお世話になったマンガ作品たちへの恩返しと、本代を使いすぎたことを深く深く反省するために、きちんと感想文を書くことにしようと思い立ちました。


少なくとも、レビューを10本書くまでは、次の本は買わないと、ここに決意表明します。

(* ̄0 ̄)/ 

(守れるのかどうか不明……)








2019年10月7日月曜日

GarageBandを使おうと思い立つ



最近、動画を作っています。

こういうのです。





あと、こういうのです。








一般受け、全くしません。



でも、こんな完全に自分の趣味に走った動画、身内くらいしか見ないだろうと思っていたのに、再生数が3ケタになるものもあって、ちょっとびっくり。

名だたるYouTuberさんたちに比べたら、砂粒以下の存在感ですが、それでも、見てくれる人がいると思うと、モチベーションもあがります。



動画を作っていて、気になるのはBGM。


もちろん、フリー素材として公開されているものだけを使わせていただくのですが、内容に合う曲がどうしても見つからないこともありますし、やはり借り物を使い続けるのは、どこか居心地悪いものです。


で、iPadやiPhoneのなかで何年も死蔵ししたままになっている、GarageBandを活用できないかと思って、使い方動画を探してみました。

なぜ死蔵しているのかというと、


・いきなり使ってみても、曲を作って保存する方法が、さっぱりわからず敗退
・といって、使い方を調べるのが超絶億劫


説明書というものを読み込むのが、とにかく苦手なので、たいていのソフト、アプリ類は、いきなり使って試行錯誤しながら覚えるのですが、もともと音楽方面が苦手なせいもあって、GarageBandには全く歯が立ちませんでした。


で、あきらめて、使い方動画を探してみることに。







こちらの動画を二度ほどながめて、なんとなく、傾向と対策はつかめました。
ありがとうございます。


作曲の才能なんかまったくありませんが、有能この上ないGarageBandが、きっとなんとかしてくれるところでしょう。


そのうち、曲に歌も付けたくなりそうなのですが、そのときには、どなたかボーカロイドをスカウトしてこようと思います。誰がいいかな。













2019年10月3日木曜日

消費税の軽減税率・・・


ハンバーガー?






今回の消費税の「上がり方」が、さっぱり頭に入らなかったのですが……









ウタエルさんという方の、この動画を見て、ざっと頭に入ったので、もうそれでいいことにしました。


マックとか、私はほとんどドライブスルーのテイクアウトですが、お店の中で食べると高いのかなと思って、マクドナルドのホームページに行ってみたら、税込み価格は統一するけれど、レシートに印刷される消費税は、「店内お召し上がり」と「お持ち帰り」で違ってくる、というような説明がありました。

   消費増税に関わるマクドナルドの対応について


なんかよくわかりませんが、マックに関しては、テイクアウトしたら安くなるというわけじゃないということだけは、理解しました。たぶん。




















2019年10月2日水曜日

読書メモ…「悪役令嬢後宮物語」




無料書籍アプリで読んでいて、気になっている作品のメモ。



「悪役令嬢後宮物語」
 涼風 (著), 鈴ノ助 (イラスト) フロンティアワークス




原作小説とコミック、どちらも面白いのですが、一日一話分しか読めないので、先が気になってしかたがありません。 そしてコミックのほうは、連載期間がまだまだ短いこともあって、無料で読める範囲が、あっという間に尽きてしまいました。(T_T)


悪役令嬢ディアナ、ものすごく立派な女性です。あらゆる面で有能で、そして人情家。

なのに、先祖代々悪役美形の顔立ちであるため、一族全員が、国中の人から悪の巨魁であると誤解されています。本当は一族で死力を尽くして王家と国を支えているのに。

ディアナは、貴族の政治の思惑に巻き込まれ、やむを得ず国王の後宮に入ることになります(その件を阻止できなかったディアナ父は、怒れるディアナ母にフルボッコにされていた…)。

一族のために、そして自国のために、自らを犠牲にして後宮入りをするディアナ。

だけど国王は純真なだけがとりえの単細胞のバカ者で、ディアナの一族への周囲の評判をうのみにして、初対面から敵対意識をあらわにしてきます。

しかも、このバカ王、弱小貴族出身の側室を寵姫としてはばからなかったため、嫉妬にかられた他の側室たちが、寵姫をいじめ殺す勢いでいやがらせを開始。気の毒な寵姫を守るために、悪役令嬢のオーラ全開で、後宮の泥沼に立ち向かうディアナ。

そういう、ブラック水戸黄門的なお話です。


kindle版でも出ているけれど、もちろん有料。
そして、お値段設定が、ちょっと高め。。。


ライトノベルで一冊千円前後だと、シリーズをそろえたりすると、あっという間に万単位になります。お財布が、痛いです。消費税も上がっちゃったし。。(T_T)


読みたいけど・・・しばらく悩みます。orz











2019年9月27日金曜日

読書メモ



携帯アプリで、無料で読める漫画や小説を大量に読んでいます。

数十作品を平行して読んでいるのに、意外と頭が混乱しないことに、驚いています。


残念なのは、無料で最後まで読める作品ばかりではないこと。

すごくいいところで、無料公開区間が終わって、あとは課金で、ということになります。


いまは書籍代節約中なので、課金はしませんが、一年たっても「やっぱり、どーしても読最後までみたい」と思う作品は、買うかもしれれません。


というわけで、アプリで読んだ本のメモ。



篠原ウミハル 「図書館の主」(芳文社コミックス)





私設の児童図書館で、いろんな人と本、人と人が出会って、つながっていくお話。

主人公を含めて、人間関係に根深い問題を抱えた人物のエピソードが、ちょっと多め。

必ずしも心が温まるばかりではない、真面目で地味な物語だけれど、毎日一話づつ、欠かさず読んでしまうくらいには、引き込まれています。


Amazonのkindle版を確認したところ、十巻まで読み放題できるようです。十一巻以降は定価。










2019年9月17日火曜日

Easy blog試用中

bloggerのスマホアプリをさがしていたら、Easy blogというのがあったので、さっそくダウンロードして、これを書いてみています。

画像とか貼れないようですが、見やすくて軽いので、しばらく使ってみようと思います。

これでテキストを書いておいて、あとからパソコンで(目玉の)画像を貼ればいいかなと。





2019年6月7日金曜日

梅雨



梅雨入りしたらしいですね。


うちの窓の外も、雨模様です。







こんな感じです。

あ、黒い太陽は現存してないです、たぶん。


・・・・・


COMIC Wakerで連載中の、

たむらあやこ「おちおち死ねない ~借金まみれの家で難病になった私のライフハック~」

の最新号を読みました。

https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01200591010000_68/



前作「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」を読んだときにも思いましたが、この凄まじい難病と闘いながら、よくぞ作品を生み出してくださったという気持ちでいっぱいになります。私自身、「難病」とよばれる状況には、浅からぬご縁があるので、なおさらそう思うのかもしれません。


「おちおち死ねない」の第13話に、障害者手帳取得に経緯についてのエピソードが描かれています。

治ると信じている家族が手帳取得に逡巡するシーンや、闘病している著者ご自身がネット上での障害者叩きなどを意識しつつ申請をためらうシーンには身につまされるものがありますが、その後のお母さまの一喝で、胸がスッとしました。


「働きたくても働けないんだから仕方ないでしょ! みんななりたくてなってるもんじゃないんだから、そのためのセーフティネットでしょ!!」



ほかにも、「難病」の当事者や家族であれば、うんうんわかるとうなづきたくなるコマがたくさんありました。



文字通り、血のにじむ作業でのご執筆であるという、本作の次回更新は、2019/06/21の予定とのこと。楽しみです。








2019年6月6日木曜日

今日の目玉というかシアーハートアタックな何かとか、ジョジョとか









「ジョジョの奇妙な冒険」の第四部に出てくる、吉良吉影のスタンド、キラークイーンが出す「シアーハートアタック」(カメみたいな爆弾)の絵を描いたつもりですが、似ても似つきません。(´・ω・`)


キラークイーンでシアーハートアタックといえば、Queenの「Sheer Heart Attack」ですが…







この曲の途中に出てくる「うにゃらうにゃらうにゃらうにゃらうにゃらうにゃら…」が何なのか、四十年来分からないままだったことに昨日気づいて、歌詞を検索してみたら、

inarticulate (不明瞭な)

の「in ar」のところを何度も何度もくり返してたんですね。




話が戻って、「ジョジョ」のシリーズは、第一部と第二部をすっとばして、空条承太郎が出てくる第三部から読み始め、第六部までを読了。その後第七部を飛ばして、現在第八部を読んでます。


実写版映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイアモンドは砕けない 第一章」は、映画館で見ました。

かなり面白かったと思うのに、私の他に三人くらいしかお客さんがいませんでした。
原作やアニメのイメージを壊したくないファンが多かったのかもしれません。









どうでもいい話ですが、"生まれてはじめて一人で映画館に行き、チケットを購入して見た"のが、この実写版「ジョジョの奇妙な冒険」だったりします。


そして、"どういうわけか生まれてはじめて外出中にパニック発作を起こした"のも、この映画を見た日だったりします。もちろん映画のせいではありません。同じ時期に上映されていた「銀魂」を見ても、同じだったろうと思います。


あ、パニック発作は、その後、きちんと治療して、改善しました。
いまは外出に問題はありません。


でも、人生二度目の一人映画鑑賞に出かけるのは、もうちょっとあとになりそうです。

実写版「ダイヤモンドは砕けない」の第二章が出たら、見にいこうかな。
(出るのかな…)











2019年6月4日火曜日

今日の目玉と編み笠







東京オリンピックのボランティアのユニフォーム、いっそ、編み笠が似合う和装にしたらどうかという記事を見たので、なんとなく笠を書きました。


時代劇で虚無僧がかぶっている、円筒っぽい笠は、天蓋笠という名前らしいです。





それにしても、暑いです。外に出るのが億劫…


エアコン付き天蓋笠、ほしいです。








2019年5月31日金曜日

今日の目玉





「空から女の子が」のアニメ映画の冒頭・・・とは似ても似つかない何かです。


何回も見たのに、どんな角度から、シータが落下していく姿が描かれていたのかとか、なにも思い出せません。映像関係の記憶力、とことん弱いです。画力はそれ以下ですが。



(´・ω・`)



それにしても、このブログ、あいかわらず海外からのアクセスが過半数を占めています。

合衆国、ヨーロッパのいくつかの国、東南アジアの国・・・。




謎です。




見たいなと思っている映画があります。











「僕はイエス樣が嫌い」


今日からロードショーがはじまるそうです。

行きたいな。。。






2019年5月30日木曜日

目玉と垂乳男







今日の目玉。

なんか、こんな印象のゲームありましたよね。

イカがペンキまき散らて戦うような。

こんなじゃなかったとは思いますが。(´・ω・`)



・・・・・・・



国語辞典を眺めていたら、こんな言葉に出会いました。




たらちお【垂乳男】

「たらちめ)(垂乳女)」に対しての誤った類推による造語。父親。父。


延寛がもとより 
世の中に誰か名高きたらちをと我とかなどか人は知るらん  貫之集(945年頃)
 
(小学館「日本国語大辞典」より)




垂乳男。

漢字で書くと、妙なインパクトがあります。


うっかり、「たれちちおとこ」と読んでしまいそうになりますが、「たらちお」です。


それにしても、歌の意味がよくわかりません。

「貫之集」の「延寛」が誰だか分かりませんが、「名高き垂乳男」とは、いったいどんな父親だったのか。


すぐれたイクメンだったのか。

それとも、あちらこちらに大勢の子がいることで有名になっちゃったのか。

事情を知りたいところです。













2019年5月29日水曜日

きのうの目玉と透明水彩絵の具





絵画教室で透明水彩を使うようになったのですが……


もともと色を使うのが苦手な上、何と何をまぜたらどんな色になるのかも分からないので、水彩画指導のサイトや動画をちらちら眺めながら、自宅で色の作り方を練習しています。


あ、上の画像は、透明水彩でいろいろな肌色をつくって試していた絵を、iPhoneに取り込んで、画像アプリで魔改造したものですので、透明水彩の色ではありません。









素敵です。

こんなふうに描けるようになる日は、くるのかどうか……(´・ω・`)。



2019年5月23日木曜日

ベレー帽と夢野久作




今日の目玉…ではなくて、帽子。









ベレー帽がいつごろ日本に入って来たのかは分かりませんが、少なくとも昭和初期の文学作品には、お洒落な帽子として登場しているようです。


旅疲れのままで、一層、醜くくなった職工風の江馬兆策と、青白いワンピースに、タスカンのベレー帽をチョッと傾けた、女学生みたいに初々ういういしい美鳥の姿は、世にも微笑ましいコントラストを作っているのであった。

夢野久作「二重心臓」 青空文庫 初出:「オール読物」
1935(昭和10)年9、10、11月号



「タスカンのベレー帽」の「タスカン」が分からないので、ネット辞書を引いてみました。



タスカン‐ぼう【タスカン帽】
《Tuscan hat》イタリアのトスカナ地方に産する麦稈真田(ばっかんさなだ)で作った上質の夏帽子。 
 (デジタル大辞泉)


タスカン‐ぼう【タスカン帽】 

 (タスカンはTuscan 「トスカナ地方の」の意) 麦わら帽の一種。イタリアのトスカナ地方で産する、黄みの深い麦藁真田(むぎわらさなだ)で作られた、上等な麦わら帽子。〔舶来語便覧(1912)〕 
(精選版 日本国語大辞典の解説)



ベレー帽というと、フェルト製のイメージが強いですが、昭和初期には麦わらで作ったベレー帽があったのでしょうか。


麦稈真田で帽子を作り続けている、明治十三年創業の田中帽子店のブログを見てみたのですが、残念ながら、ベレー帽っぽいものは、商品一覧のなかにはありませんでした。

https://tanaka-hat.jp/



Amazonで「麦わら ベレー帽」で検索すると、麦わらで編んだように見えるベレー帽が、いくつかありましたが、素材を見ると「紙」だったりポリエステルだったりで、藁製品は見当たらないようです。



それはともかく、引用した夢野久作の「二重心臓」、短編ですが、最後の最後まで、どんでん返しにつぐどんでん返しで、ものすごいお話でした。


以下、ネタバレなので、文字サイズを小さくしてみます。




サイコホラーな作品ばかりを上演する劇場のオーナーが自宅で惨殺され、その愛娘であった看板女優が父の敵を討とうとする、という話かと思ったらそうではなく、誰からみても近親相姦っぽい父娘を引き裂いて女優を我が物にしようとする第三者かによる犯行かと思ったらそうでもなく、女優の禁断の過去に絡んだ愛憎劇、というのは当たらずとも遠からずだけれども本質はそれでもなく、最後の最後に分かったのは、ごくノーマルな恋心だった、という…。




青空文庫版なので、無料で読めます。








2019年5月22日水曜日

目玉と湖とアイスランドと…つまり、だらっとした雑記







携帯アプリの「ふにゃもらけ」というゲームで、深い青色の背景画像に出会いました。


ウユニ塩湖という、実在の湖のイラストだというので、その湖の写真を画像検索で探してみたら、空模様がそのまま湖面に映っている、奇跡のような写真が山ほど出てきました。


実際に見てみたいものですが、ボリビア、遠いです。(´・ω・`)




( _ _ ).。o○



村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」に、印象深い箇所があったので、引用。


アイスランドに行っていちばん驚いたのは、人々がとても熱心に本を読んでいることだった。たぶん冬が長くて、屋内で過ごすことが多いということもあるのだろうが、読書はこの国では、とても大きな意味と価値を持っているらしい。家にどれだけきちんとした書棚があるかで、その人の価値が測られるという話も聞いた。人口のわりに大きな書店が数多くあるし、アイスランド文学も盛んで、ハルドール・ラクスネスは1955年にノーベル文学賞を受賞している。彼が亡くなったときには、代表作の長編「独りで生きる人々」が数週間にわたってラジオで朗読され、文字通り全国民がそのあいだラジオの前に釘付けになっていたそうだ。バスは運行をやめ、漁船は操業を停止した。

  村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」文春文庫



ウィキによると、アイスランドの総人口は、約337,610人とのこと。

書店が近隣からどんどん消えていく国に住んでいるものとしては、うらやましい限りです。







2019年5月21日火曜日

今日の目玉・マンガ





iPadの「ZEN」ていうお絵描きソフトでラクガキしました。

ヘタクソなので、球体のつもりが、ただの穴になります。へこみます(心も)。

まあ、低気圧のせいということにしておきます。(´・ω・`)



うちのあたりは、今朝から豪雨と小降りをくり返しています。
寒冷前線に伴う豪雨域が来ているのだとか。

気圧のせいなのか、朝から全く集中力がありません。

繕い物をしていたら、靴下にあいた穴とは違うところに当て布していました。

裁縫はかなりヘタクソですけど、いくらなんでも、縫ってる途中で気づかない自分が謎です。



なんかわかりませんが、キーボードも不調。

せっせと書いている文章を、ときどき勝手にざざざざざーーーっと消してくれます。

キーボードも疲れてるのかもしれません。(T_T)


( _ _ ).。o○


マンガ「幼女戦記」の13巻を読了。


"神"と呼ばれる存在が、人間の解脱のために戦争を肯定し、大量殺戮をもたらす世界大戦の加速を促すような世界。

そんな世界に「幼女の軍人」となるべく転生させられた主人公は、"神"を憎悪し、その存在を徹底的に拒否しますが、皮肉なことに、理不尽な戦場で戦い続けるうちに、少しづつ、精神的に成長していくようです。


次巻ももうすぐ発売とのこと(2019年5月24日)。楽しみです。









2019年5月18日土曜日

今日の目玉とサンドイッチ




今日もマウス絵の目玉です。


末っ子の運動会を観戦するので、早朝からサンドイッチを大量に作ってました。


その食材を買いに行ったら、こんなチーズを発見。




森永の「フィラデルフィア 贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ」。

スライスチーズなのだけど、とっても分厚い。

ハムや野菜といっしょにはさんで、ちょっと豪華なサンドイッチに。こってりして、なかなか美味でした。



だけどいま、メーカーのカロリー表示をみて、びっくり。


栄養成分 (1枚37g当たり) エネルギー 120kcal


普通のスライスチーズの倍以上!


明日からまた、節制せねば。   (T_T)












2019年5月17日金曜日

きょうの目玉その他





下手くそなマウス絵ですが、目玉を貼らないと落ち着かないので……。



( _ _ ).。o○


作家の罵詈雑言の凄みを実感できる騒動を、Twitterで見学しました。





原因となったのが、こちらの出来事だそうで…







なんとなく、太宰治の「如是我聞」を思い出しました。











2019年5月16日木曜日

今日の目玉と読書メモ(津原泰水「11 eleven」)




先日の母の日にもらったカーネーション……の写真を加工して、背景に目玉をぎっしり書き込んで、さすがにちょっと合わないので、目玉が控えめになるように加工したもの。



津原泰水「11 eleven」(河出文庫)に収録されている、「五色の舟」という短編を読了。


第二次世界大戦末期の岩国に「くだん」が生まれ、原爆が落とされる近未来を語るばかりか、ごく限られた人々を、「そうならない」歴史をもつパラレルワールドに運ぶ。そして……




しばらくの間、忘れられそうにないお話です。









2019年5月15日水曜日

今日の目玉と紛失物日記

このブログ、読みにきてる方の7割くらいがアメリカからのアクセスみたいなんですけど……なぜなんでしょう。








うちの天井です。

正確には、「寝たままiPhoneで天井の写真を撮って、その上にラクガキした」ですが。

前回の絵と似てますが、一応ちがう場所です。

天井の写真見てるとラクガキしたくなります。

本物の天井に直接描いたらもっと面白いのかもしれませんが、ペンキや道具を用意して実行にうつすのは大変だし、間違いなく家族に怒られるし、一度描いちゃったら消すのも変えるのも難しいから、やりません、


(_ _).。o○



子どもの医療助成の受給者証を紛失してしまいました。

最後に見たのは一ヶ月前。薬局の会計で提示して、そのあと保険証と一緒にケースに入れたはずだったのに、受給者証だけケースのなかにありませんでした。

1時間ほどかけて、ありそうなところを猛烈に探してみたけど、見つからず。

薬局で落としたなら連絡が来ると思うので、たぶん、あとからケースに入れようと思って、とりあえずお財布などに挟み込み、そのまま忘れてしまい、なにかのはずみで捨てちゃったんだろうと思われます。(;_;)


助成は今年度いっぱいで切れますが、毎月必ず受診するので、再発行してもらわなくてはなりません。

役所の担当課に紛失したことを伝えると、簡単な書類記入と、身分証・保険証の提示だけで、すぐに交付してもらえました。五分もかからなかったと思います。


子どもの頃から物をよく失くす人間でしたが、このごろそれに拍車がかかってきています。それも、「絶対になくしたらダメだ」と思っているものほど、ちょくちょく見失うような気がします。しまう場所に確実にしまう、後回しにしない、というのを、毎回徹底せねばと、痛感しました。












2019年5月14日火曜日

今日の目玉・読書メモ




うちの天井です。

ほんとです。

写真撮って画像加工&ラクガキしただけ。


疲れ気味なので、目玉も手抜き気味。




村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」の、二つ目の短編を読みました。

何気なく生きているように見える人たちの内側にある、底なしの虚無が、阪神淡路大震災を背景にすることで、グロテスクな影を見せ始める、そんな物語のような気がします。


お話には大震災の光景が直接描かれているわけではなく、出てくる人物たちも直接被災してはいないのですが、震災によって何かが致命的に崩れはじめる……そんなこわさがあります。





2019年5月13日月曜日

今日の目玉・その他



だいぶ日にちが開いちゃいましたが、今日の目玉です。


手抜きです。自分のPCデスクの上を写真にとって加工しただけです。

なんらかの、気分の表現にはなっているかもしれませんが、間違っても自画像ではありません(ほんとに)。



でも、なんとなく似てる気も。。。(´・ω・`)




今日の読書(の一部)



しばらく前に買った、村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」に掲載されている、「UFPが釧路に降りる」を読みました。


イケメンでやさしいけれど、何も与えてくれず、中身がなく、空気のような存在だといわれて、妻に去られた小村が、中身のわからない箱を運ぶために釧路に飛びます。

小村は、釧路の空港に箱を受け取りに来た二人の女性、佐々木ケイコとシマオに案内されてラブホテルに行き、シマオと夜を過ごすことになるのですが、そのシマオという女性に、とんでもないことを言われます。

「それはね」とシマオさんはひっそりとした声で言った。「小村さんの中身が、あの箱の中に入っていたからよ。小村さんはそのことを知らずに、ここまで運んできて、自分の手で佐々木さんに渡しちゃったのよ。だからもう小村さんの中身は戻ってこない」



これを聞いた小村は、自分が「圧倒的な暴力の瀬戸際に立っている」ことに気づき、激しく動揺します。


箱の中身が何だったかは、結局明らかになりませんが、大切に思っていたはずの妻に去られても、実家に電話を一本かけただけで、あっさりと離婚届けに印鑑を押して郵送してしまう小村の中身は、たしかに空気に近い質感のように思われました。

これから先、暴力的な現実に巻き込まれるなどして、濃い中身が醸成されるのかどうか。

阪神淡路大震災を背景とした短編集、続きを読むのが楽しみです。






2019年4月6日土曜日

今日の目玉


今日の目玉







並ぶと、楽しいです。ヾ(〃^∇^)ノ


手描きした絵をiPhoneで取り込み、アプリのお絵かきソフトなどでで加工してから、iCloudに保存して、それをPCでダウンロードしてから、さらに加工・・・という、ややこしいことをやってみました。

ややこしいけど、たいしたことはしていません。並べただけです。


いま使っているPCには、Windows 10のおまけでついてきたペイントソフトしか入っていないのですが、それらの機能もよく分かっていないので(調べるの面倒くさい)、複雑なことはできません。

3Dペイントとか、使い方が分かれば、きっと面白いことができるんでしょうけど、トシをとるにつれて、新しいことを身につけるのか、だんだん億劫になってきました。




読書メモ



橋本治「ひらがな日本美術史」が、全巻PC机の上に並んでいるので、ちょろちょろ読んでいます。







読み終わるのが惜しいので、ほんとにゆっくり、ちょろちょろ読んでます。


橋本治の「窯変源氏物語」が、あまりにもおもしろかったので、はやく「双調 平家物語」を読みたいのですが、品切れ中らしくて、まだ入手できずにいます。Kindle版なら即入手可能なのですが、紙の本で読みたいので、増刷待ちです。
















2019年4月5日金曜日

今朝の目玉





昨夜描いた子。

可愛さを追求してみました。



今日はイマイチな体調なので、横になって、iPhoneのブラウザで書き込んでみているのだけど、イマイチちょっと書きにくい。blogger用のアプリ、また使ってみようかな。





2019年4月4日木曜日

目玉絵と読書


今朝の目玉画像











しばらく前に描いたものを一部切り取って、「おはよう」をはりつけてみました。

よく見ると、目とまぶたの関係がだいぶおかしいけど、気にしないでください(^_^;)。




今朝のちょっとだけ読書





三島由起夫「不道徳教育講座」(角川文庫)。









最初のほうにある、「教師を内心バカにすべし」という章から引用。


 理解されようとのぞむのは弱さです。先生たちは教育しようとします。訓示を与えます。知識を与えようとします。理解しようとします。それはそれでいい。ぞれが彼らの職業なのですから。 
 しかし諸君のほうは、理解されようと願ったり、どうせ理解されないとすねたり、反抗したりするのは、いわば弱さのさせる甘えにすぎぬ。「先生なんて、フフン、俺たちを理解なんかできるもんか」と、まず頭から、考えてまちがいない。その上で、「フフン、勉強はしてやるが、理解なんかされてやらないぞ」という気概をもてばよろしい。私の言いたいのはそこです。 
 大人の世界のみじめさ、哀れさ、生活の苦しさ、辛さ、……そういうものを教師たちは、どこかに漂わせています。漂わせていない教師がいたら、よほど金持ちのぼんぼんだと思ってよろしい。先生たちの背広の袖口はたいていすり切れて、白墨の粉に染まっています。「ヘン、貧乏くせえ」と内心バカにすればよろしい。人生と生活を軽蔑しきることができるのは、少年の特権です。 
 先生にあわれみをもつがよろしい。薄給の教師に、あわれみをもつのがよろしい。先生という種族は、諸君の逢うあらゆる大人のなかで、一等手強くない大人なのです。ここをまちがえてはいけない。これから諸君が逢わなければならぬ大人は、最悪の教師の何万倍も手強いのです。 
 そう思ったら、教師をいたわって、内心バカにしつつ、知識だけは十分に吸いとってやるがよろしい。人生上の問題は、子供も大人も、全く同一単位、同一の力で、自分で解決しなければならぬと覚悟なさい。


 三島由起夫「不道徳教育講座」角川文庫 p16



いいこと教えてる。(´・ω・`)