信長の野望~輪廻転将~
小野洋一郎 (著), 漫画 (編集), コーエーテクモゲームス (その他)
有名なコーエーのゲームの解説書でもデータ本でもない、オリジナルのストーリーで書かれた漫画作品です。全三巻。
物語は、信長が明智光秀の襲撃を受け、濃姫と一緒に本能寺で命を落としたところから始まります。
確かに死んだはずだったのに、気がつけば、信長は若かりし日の合戦の場に戻っていました。
そこから、再び人生をやり直しながら、自分が死ななければならなかった理由を探すために、信長は前回の人生とは異なる道筋で、生きていくことになります。
明智光秀が、なぜ謀反をおこしたのか。
信長を異常な輪廻転生の運命に陥れたのは、誰なのか。
物語のラストで、「えっ、その人、そんなことしてたの?!」という、びっくりな展開になります。
個人的には、いやー、それはちょっと、ないんじゃないのかな、と言う気もしましたが、物語ですので、楽しく読みました。
ゲームのなかで、多くのプレイヤーによって数限りなくリセットされ、「転生」している、織田信長と戦国武将達が、デジタル空間のなかで意志をもって、こんなドラマを生きているのだとしたら……大変だなあと思います。
プレイヤーに向かって、「いい加減にしろ!」と怒っていたりするかも。
(´・ω・`)