2016年11月30日水曜日

ジャミロクワイ


たまたま聞いた、この曲、すごい気に入っています。




Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)






若い頃(1980年代)によく聞いていた曲たちに、どこか似ている気がするのですが、1992年のデビューなのだとか。


歌詞をざーっと眺めてみると、なんだかSFの世界のようです。

和訳探してみましたら、なんと和訳で歌っておられる方を発見。すごいな・・・。


Virtual Insanity(Jamiroquai)in Japanese~和訳で歌ってみた~







聞いていると、古いのか新しいのか、よく分からなくなってきます。


心に響くものが多いので、しばらくハマりそうです。









2016年11月22日火曜日

【漫画読んだ日記】おとなりボイスチャット(第一巻) Kindle unlimited


Amazonのkindle unlimitedで見つけて、読んでみました。


おとなりボイスチャット (第一巻)
こじまなおなり (著)

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表紙の青年は、大学入学直後からの長期入院のせいで、キャンパスで「ぼっち」状態の、田力治(たぢからおさむ)。

どのグループにも入れず、学食でも、カウンター席に一人で座って、壁に貼り付けられた鏡の中の自分と向き合って食べる日々。



想像するだけで、さみしいです。(´・ω・`)




それにしても、カウンター席の面した壁が鏡張りの飲食店なんて、あるんだろうかと思ったら、どうやら存在するようです。検索したら、いくつか写真が見つかりました。



自分の顔や、しぐさを見ながら、ご飯食べるなんて、鬱陶しいと思うんですけど・・・。


まして、「ぼっち」を気にしている人にとっては、拷問のような席でしょうね。


仲間と和気藹々の学生達の食事風景を背景に、孤食する自分の姿を常に視界に入れながら、食事するわけですから。



(´・ω・`)



孤独な田力治の心の支えが、アパートの隣室に澄んでいる、引きこもりの「大神(おおかみ)さん」との、壁越しの会話です。


お話の冒頭から、二人の間では、すでに気持ちの上での依存関係が相当に進行していることが察せられるのですが、やりとりは常に壁越し、窓越しです。



ところで、この二人の名前から、連想される関係があります。



田力治   →  タヂカラオサム   → 日本の神話のタヂカラヲ→天岩戸をこじあけた


大神    → 天照大神(アマテラスオオミカミ) → 天岩戸にひきこもっていた神




ということは・・・・


ひきこもりの大神さん、最終的には、ひきこもり生活から、ひきずりだされるということなんでしょうか。


この漫画、三巻目まで出ているようです。


一巻目では、大神さんは、「手」しか見せてくれません。


しかも、田力治が「ぼっち」になった長期入院の女子大生が、急接近してきて、大神さんに心を寄せている田力治をけん制しはじめています。



一角だけ、壁の向こうにあって姿が見えない三角関係。


先が、すごーく気になります。







2016年11月20日日曜日

【本買った日記】食欲よりも安らぎ優先で買う料理本(でも美味しかった)



大地震で書架が崩落してがナイアガラの滝になったのを見て、命の危険を感じて以来、紙の本はほとんど買わないようにしているのですが、どうしても「手に取りたい」と思う本は、やっぱりあります。


とくにお料理の本。


これ、買ってしまいました。


一日がしあわせになる朝ごはん
小田 真規子 , 大野 正人 著


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料理レシピ本大賞 in Japan 2016 で、準大賞受賞と、帯に書いてあります。

そんな賞が、あったんですね。








よく行くスーパーの書店に、受賞した本がずらりと並んでいました。

そのなかで、とくに目についたのが、「一日がしあわせになる朝ごはん」でした。


たぶん、目に飛び込んできたタイトルに心引かれたのだと思います。


いいですよね、あさからしあわせになるごはん。  (人´∀`).☆.。.:*・゚



料理本は、買ってきて眺めるだけでも、わりとしあわせになってしまいます。


これつくりたいなー、あれもつくりたいなーって、考えているときが、いちばん楽しいです。


でも、たいてい材料が何か足りませんから、次に買い物にいったときに用意しよう・・・なんて考えて、買い物にいくと買い忘れて、しかたないから次にしようとか考えて、そしてまた次も買い忘れて・・・・


永遠に「食べるしあわせ」にたどり着かないままということも、よくあります。(´・ω・`)


でも、この本のトーストなら、思い立ってすぐに、つくれました。


材料、常備品ばっかりヾ(〃^∇^)ノ。






このページの、

納豆 + ねぎ + チーズ トースト


マジ最高です! ヾ(〃^∇^)ノ


スライスチーズが足りなくなって、マヨネーズでごまかしたりしましたけど、うちの長女のあねぞうさんは、そっちのほうがおいしいと言ってくれました。




いやー、しあわせでした。


もっといろいろ、作ってみようと思います。








2016年11月19日土曜日

ハンドクリームを自作してみようかと思う今日この頃




普段、美容関係、とくにコスメ類とは無縁の生活を送っています。


常時すっぴん。

香水? 使いません。知りません。

ネイル? 切っただけ。

洗顔なんて、超適当。


化粧水?  あー、一応。乾いてるなーという日だけ、思い出したように。



はい、ダメ主婦です。orz


化粧品は、ヤクルト一択。

ヤクルトの化粧品って、まわりに使っているという人があまりいないんですけど、なかなかよいです。ほんとに。

私は販売員の方から購入していますが、いま見たら、Amazonでも、一部の商品が入手可能なようです。






これは、パラビオシリーズ(の1週間お試し版)。


よくオススメされるのですが、お高すぎて自分にはもったいないとしか思えないので、買ったことありません( ̄。 ̄;)。


メイクの学習会などのお誘いで(一回五百円くらい)、何度か使わせてもらったことがありましたが、すごくよかったです。お高い化粧品って、すごいんだなあって、つくづく思いました。


でも、私が使っているのは、こっち。


ヤクルトの、うるおうシリーズ一式です。Amazonでは、とりあつかいなし。とほほ。




(画像引用元 http://www.yakult.co.jp/news/article.php?num=519)



パラビオシリーズと比べてしまうと、さみしくなりますけども、肌に負担を感じないので、気に入っています。


そして、あんまり使わないから、ものすごーく、長持ちします。


結果、化粧品にかかる費用が、とってもお安く済んでいます。



……てなわで、あまりにも、自分をかまわないので、よく販売員の方に、叱られています。(´;ω;`)



そんなダメ主婦が、ライティングの在宅ワークをはじめて、美容関係、コスメ関係の記事依頼をよくいただくようになりました。


お仕事で書くのですから、「知らない。詳しくない」は、通用しません。

毎度必死に調べまわって、記事を完成させています。


全身脱毛の記事依頼をたくさんいただいたときは、ほんとに大変でした。

たくさんたくさん、調べました。



だって、脱毛なんて、したことないんだもの・・・orz。



はい、ダメ女です。orz



最近は、美容クリーム関係の調べ物をすることが増えています。


この世界も、ほんとに奥が深いですね。


無限にひろがる闇のジャングルのようです(喩えがおかしい)。




↓コスメ界のイメージ画像





そんな闇雲な調べ物のなかで、よく目につくのが、シアという材料です。



シア。

シアバター。

美味しそうですが、食べるのではなく、美容クリームの基材となるものです。


西アフリカで、古来よりシアの実から取れる油分が、肌の保護や怪我の治療などに使われていたのだそうですが、化粧品メーカーなどが、美容クリームの材料に使うようになり、世界的に効果が知られるようになったそうです。


有名なのは、ロクシタンのシアハンドクリームですね。

なにしろコスメ音痴の私ですら知っていて、Amazonでお買い得セットを買って、ちまちま、ちょびちょびと惜しみながら使っているくらいですから、知名度が高いのは間違いありません。




ちまちま使っているセットというのは、これです。



ロクシタン(L'OCCITANE) ハッピーハーヴェスト コレクション 



10ml入りのチューブ六本入りです。すぐなくなっちゃうかと思ったんですけど、ほんの少しでよく伸びるので、たぶん春までもちます。


効果も、なかなかのもの。

頻繁に洗い物する生活なのに、手の肌の調子だけ、妙にいいんです(ほかはズタボロ…)。


うちの末っ子の、ほげ子さん、爪が弱くて、痛みやすい人なんですけど、これをマメに塗ってたら、きれいになってしまいました。


それで、シアってすごいなあと実感したので、ボディクリームにも誘惑されつつあるんですけども……



ロクシタン、お高いです。(´・ω・`)


なんか、ものすごーくがんばったときか、よっぽどお仕事たくさんしたときのご褒美とかでないと、自分用に買う勇気は、ありません。


んで、シアの効果が高くて、もっとリーズナブルなお値段のクリームないかなあと、探してみたら・・・



未精製のシアバター、Amazonで売ってるのを見つけてしまいました。



シア バター・オーガニック(未精製) 100g
ロハススタイル美夢工房    Amazon






レビューを見ると、愛用されてる方々は、このまま肌に使っておられるようです。

効果も満足できるもののようで、興味津々。


100gで1680円というお値段も、心惹かれる大きな理由です。

子供たちと一緒にボディに使っても、かなり長持ちする予感・・・・。



使い方についての情報がもっとほしくて、検索していたら、シアバターを専門で取り扱っている、オンラインショップを発見。




アフリカ工房
http://www.africakobo.com/


こちらは、アフリカの女性たちの自立支援を目的として起業されたお店のようです。

生産者の方々との交流や、女性たちの暮らしを支援するフェアトレードについて、興味深い記事がいっぱいで、ますますシアバターに心引かれてしまいました。



精製していないシアで、クリーム作ってみたいなあ……



勉強して、年内に、やってみようと思います。















2016年11月18日金曜日

【漫画再読日記】 信長協奏曲の第一巻



石井あゆみ「信長協奏曲」の第一巻、ひさびさに読み返したら、サブローが若くてびっくり。



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中年を過ぎてもあまり容姿が変わらず、老いを感じさせない人ですが、年は取っていたんですね。









この、とくに深い考えのない発言なのに、不思議な凄みを見せて、周囲の人の心をつかんでしまうところが、序盤のサブロー信長の魅力でした。



最新刊の14巻では、そろそろ物語の終わりの気配が見えています。

でも、サブローの最後がどのような形になるのかは、まだ分からない感じです。

本能寺の変を節目として、もともと現代人の父親を持つ帰蝶と一緒に、現代に戻るのか。

それとも、時代の狭間に消えていってしまうのか。



先を読むのが待ち遠しいけれど、終わっちゃったらさみしいだろうなあ。



(読書日記・マンガ)





2016年11月17日木曜日

【漫画読んだ日記】 「トップシークレット」 


ハーレクインコミックスです。

大女優と顔のよく似た付き人が、雇い主の身代わりになったせいで、ストーカーに命を狙われるというお話。


中村 地里 (漫画), ルース・ジェン ・デイル (原作)

「トップシークレット」   Amazonで見る






看護師だったアリスが、仕事を辞めて、六回も離婚経験がある女優の付き人になった事情は、はっきりとは書かれていませんでしたが、祖母の医療費捻出のためだったのだろうと推測されます。


で、たまたま、雇い主の女優の物まねがうまかったせいで、影武者に任命され、女優の元夫たちと渡り合ったり、脅迫されたり、ボディガードともども襲われて、あやうく殺されかけたり、さんざんな目に。


命を狙ってきたのは、女優が執筆を予定していた自叙伝に、書かれたくないことのある人物だったのですが、女優は自叙伝の計画も取りやめて、七人目の結婚相手を公表。


周囲をひたすら振り回して、それでもなお愛される大女優が、とても不思議な生き物に見えるお話でした。

とてつもなく迷惑な人ですけれども、大きな才能があるからこその大女優なのでしょうし、この人の存在があったからこそ、付き人のアリスと雇われたボディガードの収入とロマンスも生じたわけで・・・・


こういう人って、そばで生きる人たちにサバイバル生活を強いる、豊穣で危険な大自然みたいな存在なんでしょうか。


(´・ω・`)




(__).。oO



パパラッチに追い回される大女優や歌手のプライベートがどんなものか、見当もつきませんけれども、さぞかしストレスフルな生活なんだろうなあと想像します。


常に人に「見られているかもしれない」状況は、そういう緊張感に耐性のある人でないと、とても長く続けられるものではないでしょう。


まして、ストーカーに命を狙われるような事態になったら・・・・


私なら、あっという間に慢性疲労症候群にでも、なりそうです。( ̄。 ̄;)


ハーレクインには、有名人と、そのボディガードの組み合わせがよく出てきますが、私が読んだものは、映画「ボディーガード」みたいに、ほとんどが命が危険な話でした。


映画、ちゃんと見る前に、ホイットニー・ヒューストンが亡くなってしまいました。
きれいな方だったのに。


死因に関連した記事を多少読みましたが、いろいろなストレスに、負けてしまったのかなと、なんとなく思いました。










(読書日記・マンガ)

2016年11月16日水曜日

【漫画読んだ日記】大統領選のおかげでアメリカのセレブにすっかり偏見を持ってしまった今日この頃




アメリカの大統領選の結果は、ほんとにびっくりでした。


まさか、断りなしに女性のパンツに手を突っ込めると公言するセクハラ大王が、大統領になっちゃうなんて。


アメリカの方々って、よほど寛容なんですかね。私なら、そんな人間、テレビで顔見るのも、イヤですけど。( ̄。 ̄;)



なんてこと考えながら、この漫画を再読。


桜屋響 (漫画), リー・ウイリアムズ (原作)

「摩天楼の恋人」  

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摩天楼、とか聞くと、トランプタワーしか連想できなくなってる今日この頃ですので、いきなり強引にナンパしてくる、摩天楼在住のセレブな経営コンサルタント、ドルー・ダールトンには、最初、反感しか持ちませんでした。


ヒロインのサブリーナも、社会的地位の高い、男権論者的な男性には強い嫌悪感を持つタイプ。ドルーの執拗なデートの誘いを、病原体のように嫌悪して、徹底的に追い払います。


そのまま撃退できてれば、世界は平和になって物語は終了でしたが、上司の命令で、ドルーに仕事を依頼しなくてはならなくなり、結局サブリーナは、交換条件として、ドルーからのデートの誘いを受けることに。



たまたまドルーがまともな人で、サブリーナに対する思いも真剣なものだったからよかったものの、そうでなければ、こんなのただのパワハラなセクハラです。


しかもお約束のように、ドルーには親密な肉食系セレブ女子の影が。








このひと、ドルー氏にきっぱり交際をお断りされた直後なんですけど、ものすごい自信ですね。認知能力に問題を抱えているのかもしれません。



それでもやっぱりハーレクインロマンスですので、すったもんだの挙げ句、お互いの愛と理解を確認して、二人は結婚することに。


大丈夫なんですかねえ。

ちょっと交際期間、短すぎる気が。


それに、上の女性とか、簡単に諦めそうに見えませんけど。。。





ついでに、いかにもドルー氏が住んでそうな、マンハッタンのトランプタワーの動画を見つけたので、貼り付けてみます。






すごいビルですねえ・・・・。





こちらは、ラスベガスのトランプタワーだそうです。








全部、金色。黄金。


キレイだけど・・・・・なんだかな。( ̄。 ̄;)



世界各地にある黄金のトイレに通じるセンスのような気がします。








・・・・話がそれました。( ̄。 ̄;)



なにはともあれ、読んで、くわーーっと腹を立てて、どこか釈然としない気持ちで読了したいときには、ピッタリのお話でした。










(読書日記・マンガ)

2016年11月15日火曜日

【漫画読んだ日記】 大阪ハムレット(1) (Kindle unlimited)


世の中にある、どうしようもなくて、ろくでもない話を漫画で読むと、たいてい後味がひどく悪くて、二度と読みたくないと思うのですが、森下裕美の「大阪ハムレット」は、そうではありませんでした。




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表題作の「大阪ハムレット」の、ハムレット的主人公の久保行雄は、見た目はガラの悪い不良風で、実際かなり粗暴なのですが、繊細な感受性で周囲の人を見つめ、思いを受け止めています。


夫が死んでも全く悲しまず、夫の兄、つまり行雄の叔父と同居し、ほとんど夫婦同然の関係を結んでいる母。

叔父は、家族であることを確認するかのように、あれこれとおそろいのものを行雄に買い与えますが、行雄は困惑し、どこか居心地の悪いものを感じ続けています。

そんなとき、学校の教師が、行雄のことを「ハムレットのようだ」と言っていたという話を聞きつけ、シェークスピア原作の小説「ハムレット」を図書館かり借り出して、読んでみるのですが……


行雄は激高して教師を詰問。












ハムレットに対する行雄の感想は、胸がすくほどストレートで、明確です。


行雄にも、複雑な家庭環境に置かれた苦悩や、自分は、ほんとうに死んだ父の息子なのだろうかという疑問、迷いはもちろんあります。


でも、自分のことよりも、大事な家族を思う気持ちが一回りも二回りも大きくて、その気持ちに揺るぎの生じることが、ないのです。











そうこうするうちに、行雄の母が、いきなり出産。


妊娠に気づいたのが出産の当日という、ものすごい展開ですが、行雄はしっかりと事態を受け止め、母、叔父、赤ん坊の四人で、ちゃんと家族になろうと心に決めます。



自分一人でぐじゃぐじゃに悩んで、結局誰のことも幸せにできなかった、オリジナルのハムレット。

ぐじゃぐじゃの状況を真っ直ぐに受け止めて、家族を思いやる、大阪のハムレット。


大阪のハムレットのほうが、男前だと思います。






森下裕美の漫画を読んだのは、この作品がはじめてでした。

すごくいいと思ったので、他のも読んでみようと思っています。














2016年11月14日月曜日

【漫画読んだ日記】 左ききのエレン 3 不夜城の兵隊 (Kindle unlimited)

kindleで続編が出るのを心待ちにしていました。

今回も、Kindle unlimitedでの配信。ありがたいことです。







かっぴー (著) 「左ききのエレン(3): 不夜城の兵隊」 Amazonで見る


光一が、美大に合格した直後に、画塾の先生に言われる言葉があります。



自分の人生がいつはじまるかなんて わからねえ

何かを得た時にはじまる人生もある

何かを捨てた時にはじまる人生もある

そればっかりは、お前ら本人にしか わからねえんだ




これ、何らかの分野のスペシャリスト、専門家を目指した人、目指そうとしたことのある人には、ものすごく「分かる」言葉ではないかと思います。


ここ読んですぐ、私は自分の情けない大学院時代の気持ちを、まざまざと思い出しました。(あいたたた…)。


何者かにならなければどうにもならないという、強迫観念じみた思い。
でも、その何者かが、ほんとうのところなんであるのか、ゴールなんてないことも、薄々分かってしまう怖さ。


結局私の人生は、そのときに目指した何者かとは、程遠い場所で「はじまり」ましたが…。



それにしても、不思議な絵だと、読むたびに思います。


なんかこう、読んでいるうちに、生身の人の顔が見えてくるというか、テレビのドラマとも違って、現実に存在している人たちの話を直接聞いているような、妙にリアルな感じがしてくるのです。


物語に入り込むのに、全く邪魔にならない絵でありながら、絵の印象もしっかりと残る…すごい不思議です。















2016年11月13日日曜日

【漫画読んだ日記】 コンプレックスが判断力をゆがめたせいで危うく離婚するとこだった話 

またハーレクインコミックです。


「あなたを愛せたら」 

藍 まりと (漫画), アン・メイザー (原作)     Amazonで見る







ヒロインのレイチェルは、骨董屋で働きながら、一人娘を育てています。



夫のベンはベストセラー作家ですが、別居していて、会うこともなくなっている状態。娘だけが月に一回、父親と面会しています。


別居の原因は、夫がベビーシッターの女性と全裸同衾しているのを目撃したこと。

                      ↓








レイチェルが二人目の子を流産したあと、夫婦仲がぎくしゃくしていたところに、この同衾目撃事件がトドメを刺した形で、夫婦仲は破綻。


レイチェルは、スキャンダルが絶えず、自宅で浮気するようなセレブな夫とは早く離婚して、もっと堅実で平凡な、サイモンという穏やかな男性と結婚しようと決意します。


ところが、夫のベンは不倫の事実を絶対に認めず、離婚にも応じません。

さらに不思議なことに、幼い娘も、レイチェルの母親も、骨董屋の人々も、みんな夫の肩を持ちます。



はたして、ベンは本当に不倫をしたのでしょうか。





(以下はネタバレ情報に相当するので、ちょっと行間を開けてみたりします)






(´・ω・`)













結論からいうと、同衾騒動はベビーシッターの策略で、不倫でもなんでもありませんでした。


どこぞの富豪の屋敷のメイドだったのですが、そこのボンボンに手を出されて妊娠したため、都合のいい寄生先として、売れっ子作家のベンを選び、妻のレイチェルを追い出して自分が居座ろうとしたわけです。


同衾事件は、ベンにとっては、もらい事故みたいなもので、全くの濡れ衣だったのでした。


そういう経緯は、実のところ、レイチェルがちょっと本気を出して調べれば、簡単にわかる話だったのですが、レイチェルにとって、裸ベビーシッターの存在は、名前を聞いただけで嘔吐するほどのトラウマになってしまっていたのと、出世したベンの妻であるということ自体が、劣等感とストレスの元になってしまっていたため、現実を直視する勇気が持てなかったのでした。



レイチェルは、もともと自分に自信の持てないところのある女性だったのかもしれません。


作中では詳しく書かれていませんが、結婚したばかりのころは、ベンはまだ売れっ子ではなく、二人のための立派な新居も、かなり無理をして購入したような回想シーンがあったりします。

そんな駆け出しの作家としてのベンを励まし、支えている間は、レイチェルは、妻として自信をもって暮らしていくことができたのでしょう。


けれどもベンの才能が世の中に認められ、多くの女性たちの注意を引く存在になっていくにつれ、レイチェルは自分の立場に不安を覚え始めたのかもしれません。

さらに、二人目の子供を流産してしまったことから、レイチェルは、自分のなかの女性としての価値すら、見失ってしまいます。


そうした状況のなか、レイチェルは、仕事を通して自分の才能を発揮することで、自己評価を取り戻そうと考えます。骨董屋への就職は、そのためのものでした。


ところが、自分が仕事をするために雇ったベビーシッターが、夫と不倫し、子供までできたと知り(全部ウソでしたけども)、レイチェルは、それまで抱き続けていた、


    自分は、妻として、女性として、全く価値のない存在である。


という危惧を、確信に変えてしまったのでした。











これ、いわゆる「専業主婦コンプレックス」の一つですよね。(´・ω・`)


レイチェルのように、美しくて才能もあって、夫にも深く愛されているのに、それが全くわからなくなってしまうほどの、深い闇だったわけです。



コミックの作中では、ベンの側には落ち度がほとんどないように描かれていますが、実際のところはどうだったのか。


どうもこの二人、同衾事件が勃発する前から、話し合いや心の通じ合いに欠けるカップルだったような印象です。


ベンは、誠実で愛情深い夫ではあったかもしれませんが、家庭の中ではレイチェルの内助の功に頼りっきりで、心の中の孤独には気づかなかったのかもしれません。


その隙間に、邪悪なベビーシッターがうまく入り込んで、ひっかきまわしたというところでしょうか。





原作小説では、夫婦間の詳しい経緯がもう少し書かれているのかもしれないですが、まだkindle版になっていないようです。(´・ω・`)





【漫画読んだ日記】ジゴロと公爵を見間違えて結果的に結婚する話


藍 まりと(漫画) ・アン ・メイジャー(原作)

「アマルフィの花嫁」

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ヒロインのレジーナは、自分の生まれ育った家庭に居場所を見つけられず、家族愛に飢えています。

父親はレジーナを「いらない娘」であるといって妹ばかり可愛がり、その妹はレジーナの恋人を略奪して結婚、出産して、悪びれもしないのですから、そりゃ飢えもするでしょう。


なんかハーレクインって、こういう鬼畜な一般家庭が、成育歴の背景にあることが、ものすごく多いですね。(´・ω・`)


男運にも見放され、自然な結婚は到底望めないと思い込んだレジーナは、自分と同じ女性弁護士である友人と一緒に、人工授精で子供を産むという計画を立て、実行に移すことに。


家族は大反対しますが、そもそも家族がレジーナの気持ちを顧みない仕打ちをつづけたせいですから、「おめーらが言うな」という感じで、レジーナには聞く耳などありません。


で、人工授精家族計画を実行する直前、レジーナは旅先のアマルフィで、生まれて初めて強い恋心を抱かせてくれるような男性と出会います。


けれどもその彼は、質素な身なりであるのに、なぜかセレブな年上マダムたちに可愛がられ、どうやら彼女たちと特別な関係を結んでいる様子。


彼はジゴロであるのに違いない、と思ったレジーナの男性を見る目のなさが、二人を結びつける赤い糸になるわけですが……







レジーナは敏腕弁護士のはずなのですが(そういう設定)、自分に関わる周囲の人々を見定める目が、どうしようもなく節穴であるという、残念なマイナスの才能を抱えています。


自分のことを愛してくれる人なんていない、いたとしても、それはろくでなしに違いない…という、極端な認知のゆがみがあるのは、家族による心無い仕打ちの影響でしょうか。


間違った育児、家族によるモラハラが、不幸の苗床だなと、つくづく感じさせられます。


その結果、こういう水戸黄門の印籠見せつけられたような状態に






かなり原作の要素を端折っているコミック版でも、途中に彼の素性を推測させてくれるようなヒントはいくつもありましたから、冷静だったら、普通間違えないと思うんですよね。




このあと、公爵はレジーナと別れ、母親が独断で強引に決めた再婚相手(前妻は死亡)との婚約発表をします。


レジーナは帰国して弁護士生活に戻りますが、公爵の子供を妊娠していることがわかり、パニック状態で公爵に電話したものの、時差で向こうが真夜中であることに気づいて、話もせずにガチャ切り。


シングルマザーとして生きるしか道がないところに、上司の心無い営業方針にブチ切れして、勢いで退職。


見る目のなさといい、後先考えない衝動性といい、かなり困った女性であります。



そんなわけで、途方に暮れているところに、完全に沸騰した状態の公爵が渡米して押しかけてきた上、怒りに任せて恐喝同然のプロポーズをかまし、そのままレジーナをイタリアに拉致。


公爵のほうは、諸々の状況に対する誤解から、自分がレジーナにハメられたと思い込じゃったわけです。



公爵は、その後頭が冷えて、自分は騙されたわけではないのではないかと気づいたものの、結局ろくに話し合いもしないまま、レジーナを追い返します。


大人なんだから、きちんと話し合いをしろと。(´・ω・`)


この公爵という人も、かなり問題アリな性格です。

それまでの人生、家柄だの親の意向だのに従うばかりで、自分の意思のままに生きたことがなかったため、他人と対等な信頼関係を結ぶスキルというものが育ってなかったんですね。


でもまあ、間に入ってくれる人(公爵の祖母)がいたため、なんとか丸く収まることに。








最愛の人の母親と祖母を、そろってジゴロの客だと思い込んで、公爵一族を大スキャンダルの渦中に放り込んだわけですから、レジーナさんは、嫁としてはかなり立場が危ない感じですが、そこはハーレクインですので、完全なハッピーエンドで終わります。




ラブストーリーというよりも、成育環境としての家庭のありかたの大切さを教えてくれる作品という印象でした。


ちなみに、タイトルのアマルフィは、イタリアの観光都市で、中世には強く栄えた海洋国家だったとのこと。




うつくしいですね。








漫画のなかにも風景のシーンが少し出てきますが、こうしてきれいな写真を見てみると、物語の印象が、だいぶ変わります。


お話の中のレジーナみたいに、美しい景観と歴史にあこがれる外国人が、たくさん観光に行くのでしょうね。



とはいえ、地震大国日本出身の人間としては、崖に林立するレンガ造りの家とか、海岸線ぎりぎりの街とか・・・ちょっと、住みたくない感じではあります(ロマンぶち壊しの感想)。






ハーレクインコミックス感想一覧







ハーレクインコミックスの感想一覧



なんか増えそうな予感がするので、重複して書かないように(しても別にいいのですが、ひどいボケをさらすのもどうかと思うので…)、一覧表を作っていくことにしました。


しのざき 薫 ・サンドラ ・フィールド  「独りぼっちのシンデレラ」
   日記    Amazonで見る

さちみ りほ・ケイシー・フィールディング 「ショーが終われば… 」
   日記    Amazonで見る

津谷 さとみ・ベティ・ニールズ 「シンデレラを探して」      
   日記    Amazonで見る

神谷 和都 ・ステファニー ・ハワード  「嵐の海に抱かれて」
   日記    Amazonで見る

水原冬樹・エリサベス・パワー  「罪までもいとしく」
   日記     Amazonで見る
 
荻野目 かおる・ルーシー・モンロー 「シンデレラとチョコレート」
   日記    Amazonで見る

友井 美穂・キャシー・ウィリアムズ 「隠された富豪の素顔」 
   日記    Amazonで見る

藍 まりと ・アン ・メイジャー  「アマルフィの花嫁」
   日記    Amazonで見る








ハーレクインコミックスは、たぶん数百冊は読んでるので、そのうち全部の感想を、ここに書きたいなと。



・・・無謀な計画立てると、ちょっと元気になります。 



2016年11月8日火曜日

もののけだったのか、これ…






前々から、何のキャラなんだろうと思っていた、これ。


本日、正体を知りました。


ケーブルテレビインターネットのキャラで、名前は「ざっくぅ」。





公式ホームページによると、もののけなんだそうです。


口の部分の「A」がくちばしみたいなので、ひよこか何かかと思ってましたが、ちがいました。







なんとなく、映画「エボリューション」のマークに通じる奇怪さがあるようにも思います。






そういえば、「エボリューション」、まだ見てません。

見よう見ようと思っているうちに、十五年もたってしまいました。


そんな感じで見逃しちゃった映画、いっぱいあります。(´・ω・`)







2016年11月5日土曜日

もつ鍋スープ



うち、今夜の晩ご飯は、これです。





ダイショーの博多もつ鍋スープ。
おとーさんが、近所のスーパーから買ってきてくれて、いま調理もやってくれてます。

(私は本日休業・・・・)




最近、体調よくないので、Amazonパントリーという、日用雑貨の取り寄せサービスを利用することがあるのですが、もしやと思って検索してみたら、もつ鍋スープ、Amazonにもありました。





スーパーでは、一個298円でした。


Amazonは二本で604円ですから、スーパーよりも税込みで4円ほど高いですが、思ったより高くないんですね。


そして、同じものをAmazonパントリーで購入すると、




近所のスーパーよりも、安かった。(´・ω・`)


Amazonパントリー、漠然と割高なのかと思ってましたが、違うようです。


Amazonさん、誤解してて、ごめんなさい。





うーん、日常的な日記です。


ちなみに、家でもつ鍋するの、今日がはじめてです。


もつ鍋記念日。







【漫画読んだ日記】さかたのり子 「GARDEN」 凶器は裁ちバサミ


さかたのり子 「GARDEN」    Kindle Amazon 





Kindle Unlimited で読みました。(読み放題)


とてもストレスのかかる、怖いお話でした。(´・ω・`)


妻の生まれ育った家に夫婦で住むようになったとたん、夫が帰宅しない日が増えていきます。


ガーデニングを手伝ってと妻が頼んでも、夫は面倒くさがって相手にしません。


しかたなく、一人で庭をいじり始めた妻は、土の中から、亡くなった母の持ち物であった、ハサミや鎌を掘り出して、困惑します。


妻の父は、不倫の果てに行方知れずとなっていました。


もしかしたら、母は父を殺して、庭に埋めたのかもしれないと思い始める、妻。



やがて、夫の浮気が発覚。


精神的に追い詰められた妻(表紙の女性)は、寝ている夫に向けて、土中から出てきた母のハサミを突き立て・・・・・




とりあえず、不倫夫はその場で謝罪し、殺されずに済みます。


が、夫婦間の不信の余韻を残したまま、お話が終わるので、この馬鹿夫、夫としての余命は、あまり長くないかもしれません。



どうしてこんな怖いお話が描かれるのか。

こういうお話を求める読者は、ここから何をひろって、リアル世界に戻っていくのか。


いろいろ考えると、そちらのほうが、怖い気もします。(´・ω・`)







【漫画読んだ日記】「シンデレラを探して」

「シンデレラを探して」
津谷さとみ (漫画), ベティ・ニールズ (原作)  Kindle版 Amazon





つらい境遇のヒロインが、裕福な医師(独身)と出会って見初められ、結婚して幸せになるという、シンプルなシンデレラストーリーなのですが・・・・・



読んでいて、とてつもなく不愉快なお話でした。(゚Д゚)




ヒロインをいじめ回す女性達のエグさは、シンデレラストーリーのお約束だからしかたがないのですが。

このセレブなお医者さん、自分の妻を、わざわざ人格のおかしい女性のところでボランティア活動をなどさせて毒牙に晒して、とんでもなく危険な目に遭わせているのに、最後までそのことについて、一切反省していません。アウトです。




そもそも、妻が「ベビーの世話をしたい」と言った時点で、自分たちの家族計画について、しっかり話し合うべきでしょうに、相談もなしに、いきなり乳児院のボランティアに連れて行くとか、ありえないでしょう。( ̄。 ̄;)


ラスト近くでヒロインが、結婚生活に見切りをつけて家を出ようとしたところで、やっと和解して本当の夫婦としてやっていこうという話になりますけれども、あのまま別れてもよかったんじゃないかと思うくらい、ほんとにダメな夫でした。




胸くそ悪い度           ★★★★★★★★★★
絵の美しさ            ★★★★★★
怒りによる脳活性化       ★★★★★★★★






(読書日記・マンガ)

冷えます




寝てる間に冷えたらしくて、朝からお腹がいたいです。 (´・ω・`)



こたつがあれば、一日出ないでいたいですが、あいにく家にはありません。



冷えを放っておくと、確実に体調は落ちます。

疲れがとれないし、すぐに喉が腫れて風邪症状に移行します。


私の場合、首をあっためていると、風邪はだいたい防げます。

ネックウォーマー必須。

でも、ぼってりした生地のものしか持ってないので、さすがにまだちょっと季節的に早い気がして、まだつけていませんでした。


あとで、引っ張り出しておこう・・・。

そういいえば昨日、病院のコンビニで、こんな本を見つけてしまい、思わず購入。







本にネックウォーマーがついてます。


薄いんです、これ。



持ち帰って、まずは、ひどい肩こり、首こりに悩んでいる、長女のあねぞあさんで、首実検。


たいへん、あったかいとのこと。



あねぞうさんは、首がひどく凝ると、鬱のような状態になってしまうこともあるので、この冬は、血行に気をつけようと話しています。







2016年11月3日木曜日

ウシジマくん


在宅仕事で、いろんな種類の文章を書きます。

依頼される文章のなかには、自分の守備範囲を超えているものも結構あるので、新しい知識を仕入れまくる日々を送っています。


んで、最近、必要があって、「闇金ウシジマくん」という漫画を、はじめ読みました。








自分では、まず買わないし、読まないジャンルの作品ですが……


たまたま、一巻目がKindle版で期間限定無料サービスだったりしたものですから、ついつい読みふけり……


気がつけば、最新刊を読んでいました。(´;ω;`)







いやもう、ほんとに救いのない世界です。


あらゆる欲に心身をむしばまれて、生きながら地獄の亡者のようになっている債務者たちを、掌で転がし、吸い上げられるだけ吸い上げて、ゴミのように処分していく闇金の業務は、恐ろしいものではあります。

でも、その生々しい地獄に打ち勝って生き延びることを決意し、冷徹な在り方を貫いているウシジマくんが、妙に清冽に見えてしまう、不思議な作品なのです。




状況が仕事を呼ぶのでしょうか。
漫画を読んでいると、ウシジマくんや、闇金(は犯罪です)についての文章の依頼が、立て続けにありました。


それでいろいろ調べているうちに、ウシジマくんが、ドラマや映画になっていることを知りました。(普段全くテレビを見ないので、そういう情報が欠落しています)






三次元のウシシマくんは、漫画のウシジマくんと、似ているようでいて、ちょっと、いやだいぶ、違うようです。

漫画のウシジマくんは、巨体でどう猛で、怪物めいていて、それでいて抑制の効いた静かな人物ですが、俳優さんの演じるウシジマくんは、あまり怪物っぽくありません。


映画、見て見たいなあと思ったのですが…






心臓に、悪そうです。


暴力もの、苦手なので・・・(´;ω;`)




でもやっぱり、見たいかも。