2019年10月28日月曜日

戸川視友「七王国のバラ」(kindle読み放題)


戸川視友「七王国のバラ」(冬水社・いち*ラキコミックス)


Amazonで見る




Amazon読み放題のリストに入ってみたので、お試しで読んでみたら、ハマりました。


スパッと竹を割ったような王道の物語ですが、主人公の少女、セレスティーヌの気持ちがいいほどのヒーローぶりと、彼女を盛り立てる脇役たちの熱い勢いに乗せられて、一気に二巻目まで読了。



生まれつき、バラの刻印を体にもつ「選ばれし者たち」が、大切な人を失っていく過酷な運命や、襲い掛かる邪悪な敵に立ち向かい、どう世界を統一していくのか。

三巻までは、Amazon読み放題で読めるようです。
(2019年10月28日現在)


同じ戸川視友の作品は、他にもいくつか読んでいますが、どれも気持ちのいい物語でした。





2019年10月22日火曜日

外科医が出てくる漫画



即位礼正殿の儀を、YouTubeの中継で眺めました。

高御座の開くところ、その中の様子など、興味深く眺めましたが……


いちばん印象に残ったのは、昭恵夫人の、斬新なデザインのお洋服だったかもしれません。



読んだ本のメモ。


若林美樹「ちょっと美人ドクター?」





 はじめのうちは「ピッコマ」という読書アプリで、一日一話づつ読んでいたのですが、Amazon読み放題を再開したので、一気に七巻目まで読んでしまいました。


厳しい医療の現場で、患者さんの命を救える医師になるために、日々体当たりで腕を磨く主人公のパワーが爽快です。








研修医ものというと、森元梢子「研修医なな子」も、楽しい作品でした。


そういえば、指導医とのハッピーエンドが、最後の最後で、オマケのようにほんのちょっとだけ出てくるところが、「ちょっと美人トクター?」と似ています。


機会があれば再読したいですが、残念ながら、こちらのkindleは、今のところ読み放題ではありません。(T_T)




実人生では、外科医との御縁は、いまのところ数えるほどしかありませんが、自分の子どもの手術を担当する外科医と会ったとき、お顔にものすごくヘタクソな感じの縫いあとがあったことが、忘れられません。


もしかしたらもその縫い目の傷がきっかけで、自ら外科医を志したのかなとか、時折思い出しては、想像をめぐらしています。











2019年10月21日月曜日

ミスカル、あるいはミスッカル

今回は読書記録ではなく、めずらしく食品日記です。


新大久保に遊びにいった末っ子が、韓国の飲み物を買ってきてくれました。






ミスカル、というのだそうです。
ネットを見てみたら、ミスッカルと表記しているサイトもありました。

上の写真はAmazonの商品情報からお借りしたもので、末っ子の買ってきてくれたミスカルとメーカーはたぶん同じだと思うのですが(箱はそっくりで、ロゴも同じです)、写真が少し違います。(右上のロゴは同じ)

末っ子購入の品は、


15 Roasted Grains with Yam

という表記があって、写真のなかに、長芋もうつっています。


学生のころに、韓国人留学生の友人たちが、帰国するたびに、研究室にお土産に、このナッツがどっさり入った飲み物を買ってきてくれたものでした。


数十年ぶりに飲んでみると、記憶している味とそっくりでした。

体がとても温まります。


韓国では、女性の体にとてもいいということで、愛飲されているのだそうです。




Amazonでも、長芋入りのミスカルを売っているのを見つけました。


冬をこれで乗り切ります。






2019年10月17日木曜日

体育会系恋愛、でも種目はマウンティング


今回は、Amazon読み放題での読書記録です。


坂井志緒 (著), 駒宮十 (著)
「偽装彼氏とチョコレート」
(夢中文庫セレナイト) Kindle版


タイトルは甘々な印象だけれど、かなりストイックなお話でした。

ヒロインのエミリは、柔道の78キロ級の猛者だったという、ガチ体育会系の女性。

高校時代までは、縦にも横にも大きかった彼女に、近寄ってくる男の子は皆無。

大学に入って、一念発起したエミリは、身にまとっている脂肪まじりの筋肉を徹底的にシェイプアップ。

さらにメイクやファッションの洗練度もあげて、モデルのような容姿を獲得。


けれども、美しくなればなるほど、エミリは「強く」なることを強いられます。

ひっきりなしに狙ってくるナンパ男を撃退し、周囲の女性たちからの妬みそねみを、自力で跳ね返す根性がなくてはならないからです。美女も大変です。(´・ω・`)

心身共に強靭なエミリですが、恋愛には極端に臆病で、まともに交際した経験もありません。

そんなエミリに、行きつけのコンビニでバイトしていた、真斗という大学生が、交際を申し込んできます。

エミリはその場で断りますが、真摯な態度だった真斗のことを、いつまでも忘れられずいます。


月日が流れ、トレーニングジムでセレブなナンパ男のしつこすぎるアプローチに困り果てていたところに、真斗が登場。とっさに彼氏のふりをして、ナンパの触手からエミリを救い出します。


真斗のたっての願いで、彼はエミリの偽装彼氏として付き添うことになるのですが、当然のように、二人の関係の進展を阻む邪魔者が登場するわけで……。


ネタバレを含みますが、大学時代から真斗に片思いをしているという邪魔者は、マウンティング行動の上級者でした。

もちろん格闘技じゃありません。女の戦いという、心理戦です。(´・ω・`)


二人の初デートに無理やり割り込み、食事の席で自分と真斗しか知らない話題ばかりを持ち出して、エミリを会話からシャットアウトしつつ、自分が悪者にならないように細心の注意をはらいながら、エミリと真斗の間に、不和の種をまき散らす……


このため二人の関係は危機に陥り、最悪のタイミングで出現したナンパ男の妨害により、見事に破局……

その後、めくるめくスピードでハッピーエンドに至るのですが、これは物語による一本勝ちという感じでした。















2019年10月16日水曜日

乱闘ありのティータイム


  葛城 しずく (漫画), ベティ・ニールズ  (原作)
「二人のティータイム 」Kindle版


ヒロインのメリー・ジェーンは、片田舎でつつましく暮らす独身女性です。

両親に早く死なれ、引き取ってくれた伯父夫婦の介護をし、二人を看取ってからは、相続した小さなコテージでティールームを営みながら暮らしています。

穏やかに見えるメリー・ジェーンの人生ですが、運に恵まれているわではありません。

世話になった伯父夫婦には息子がいますが、介護はすべてメリー・ジェーンに押し付け、二人が亡くなったあとも、彼女をタダでこき使える使用人にしようと、虎視眈々と狙っています。

たった一人の姉はモデルをしていますが、妹の生活を顧みることがないばかりか、時々やってきて、美貌と成功を念入りにひけらかし、地味な容姿の妹に、たっぷりと劣等感を植え付けて去っていきます。そのためだけに、妹に会いに来ているようでもあります。

町の人々はメリー・ジェーンの誠実な人柄を愛していますが、個人的な困りごとを持ち込んで、彼女の暮らしを圧迫することが、しばしばあります。

こんな環境のなかで、自分の生活と人生を守るために、メリー・ジェーンは負けん気と毒舌を磨くしかなかったのかもしれません。


けれども、都会の外科医と出会によって、メリー・ジェーンの人生は一変。

妹を出し抜いて自分が外科医と結婚しようと、ストーカー行為を開始する美貌の姉。

メリー・ジェーンの人生をとことん搾取するために、いよいよ脅しにかかってくる従兄とその妻。

さらには、無銭飲食の暴漢が店内で暴れまわる事件まで発生。


そんな状況で、外科医が自分に寄せてくる、どこか中途半端な好意を信じることができないメリー・ジェーンは、持ち前の毒舌で、とっとと外科医を自分から遠ざけようとするのですが……


(その後のあらすじは省略)


メリー・ジェーンのティールームは、ストウオンザウォルドという町の近くにあるようです。

さて、この町は実在するのか・・・

さっそく探してみたら、実在していました。
ウィキペディアの記事によると、馬市で有名なのだそうです。



作中で、メリー・ジェーンが、閉店直前にやってきた外科医と、その連れの美女を追い返そうとして、


「こからならストウオンザウォルドは、そう遠くありません。あそこならホテルもありますし、お茶も飲めますよ」

と話すシーンがありますので、ティールームのあるあたりを、googleストリートビューで歩いてみました。






ストリートビューで、ティールームの中にも入れました。






ヒロインのお店も、こんな雰囲気だったのかもしれません。
温かみがあって、シンプルで。

間違っても、乱闘向きではないです。






2019年10月15日火曜日

ビタパタ・他



ジョジョのピタパタポップという携帯アプリに、ちょっとハマッてます。







かわいいです。

最初にもらった仗助を育てて、サブにブチャラティを使っています。

承太郎がほしいのですが、なかなかガチャで出てきません。
無課金でも、結構ガチャを回せるので、のんびり楽しんでいます。


たのしいのが、一番です。

・・・・・


最近再読した本からの、抜き書き。


 ラットを使った、薬物依存に関する実験があります。ラットパーク実験、と呼ばれるものです。もしかしたら、この実験結果が、承認欲求ジャンキーたちの振る舞いを読み解くヒントになるかもしれません。 
 ラットを狭い籠に入れたままにして、モルヒネ入りの水を用意しておくと、その水をどんどん飲むようになります。 
 ところが、ラットパークと名付けられた広々として遊び場もたくさんある飼育環境でオス・メス混ぜた状態にしておくと、モルヒネ入りの水があっても飲まないのです。 
 この実験におけるラットパークは、言ってみれば「リア充の楽園」です。そこにいるラットは、普段から満たされており、特にモルヒネ入りの水を飲んで快感を得ようとしなくても、十分に楽しい暮らしをしているために、あえて薬物による効果を必要とはしないのです。 
中野 信子 
「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 」(幻冬舎新書)

「金持ち喧嘩せず」ということわざを、脳科学的に説明すると、こういうことになるんでしょうか。お金持ちがみんな幸せなわけでもないでしょうけども。



正義感から誰かを攻撃したり、仲間外れにしたりすると、脳が快感を覚える仕組みになっているということを、本書は、脳科学の観点から書いています。

ネット上で、いろいろな批判や叩きが、必要以上に加熱している流れなど見るたびに、この本の、こういってはなんですけれども、全く身もふたもない脳の解説を思い出して、ため息が出ます。(´・ω・`)












2019年10月14日月曜日

よくある非実在中東と、実在の中東のマクドナルド



「シークとの一夜」    
 湊 よりこ (漫画), キム・ローレンス  (原作) ハーレクインコミックス

  Amazonで探す 


ヒロインのイーヴァは、たった一人の家族だった実母に死なれるのですが、葬儀の直後、リムジンに乗って墓地にやってきた使者によって、実母が中東のアザリム王国の王子(故人)の妃であり、自分がプリンセスであるということを知らされ、仰天します。

ごく普通の女子大生が、他国の王家の一員だなんて、そうあることじゃないと思うのですが、ハーレクインというジャンルでは、わりとよくある大事件なので、読んでいるほうとしては、それほどの驚きはありません。

まあ、お母さんも、生前にちゃんと説明しておけばいいのにとは思いますけども。
だって、埋葬中の墓地に、いきなりこんな感じの人たちが、ぞろぞろ来るんですから、心の準備くらいさせてあげたいところです。




写真は、Amazonの商品ページからお借りしました。

Amazonで、買えるんですね、こういうの。(´・ω・`)


祖父である国王に招かれて、アザリム王国に飛んだイーヴァは、国王が孫娘のために良かれと思って用意した、隣国のカリム王子との縁談を断りきれず、とりあえず相手に会ってみることに。

ところが、カリムがお見合いの時間に大遅刻してきたことと、イーヴァに同行してアザリム王国に来ていた、亡き母の恋人の存在のせいで、事態はとんでもない方向にこじれます。


途中の物語は省略しますが、カリム王子の前妻の不倫相手との娘の臓器移植とか、愛のない結婚に絶望したイーヴァが砂漠に逃げ出したりとか、すったもんだの末に縁談は成就し、イーヴァはいきなり三つ子を妊娠、出産し、めでたしめでたしで終わります。


で、例によって、重箱の隅的探索を。


イーヴァの祖国の「アザリム王国」は、「シークとの一夜」の作中では、次のように説明されています。

アザリム王国は人口約700万人の小さな国
オイルマネーと近代文化の発展で
豊かな国ではあるが
厳しい戒律が一部残っている…


中東に、「アザリム王国」という名前の国は存在しません。
ないだろうと思いましたが、一応確認しました。


で、国王や首長のいる国のなかに、似たような国はないかと探したのですが……


アラブ首長国連邦 人口 約900万人
オマーン     人口 約250万人
カタール   人口 約200万人
サウジアラビア  人口 約3300万人
バーレーン   人口 約120万人
ヨルダン   人口 約970万人

人口が、ぴったり当てはまりそうな国は、とりあえずありません。

サウジアラビアでは大きすぎます。

いくらか数字が近いのは、アラブ首長国連邦と、ヨルダンです。


ヨルダンは、パレスチナやシリアからの難民流入のために、人口が増大しているのだそうで、もともとは700万人くらいだったのかもしれません。

ヨルダン国王であるアブドゥッラー2世についての、ウィキペディアの記事などを眺めていると、

・イギリスとアメリカに留学経験あり
・クウェート出身でパレスチナ人の女性と結婚
・変装して街にでて、庶民の声を聞くのが好き
 (変装のツメが甘くて二度バレている)
・危険なアウトドアスポーツと映画が大好き


……なんとなく、物語に借用したくなるようなイメージではあります。


どんな国なのか、何も知らないので、とりあえず、Googleストリートビューで、うろうろしていたら、マックを発見しました。






ドライブスルーのようですが、ずいぶん立派なマックです。

ヨルダンはイスラム教の国ですから、豚肉は禁止でしょうしし、ほかにもいろいろな制約があるはず。

ぜひとも、メニューを見てみたいところですが……外からでは見えません。

どこかに書かれていないかなと思って探してみたら、トリップアドバイザーというサイトに、このお店の口コミページがありました。

書かれているのは、日本の食べログと同じような、賛否両論。

マックへの愛の賛歌を書き込む人もいれば、顧客対応や不健康さをクソミソにけなす人も。三分の一は酷評のようでした。(翻訳機能がついている口コミサイトでした)


何もわざわざ、ヨルダンまで行ってマックに入って怒らなくてもと思いますが、遠い旅先で、見慣れたマックの看板を見たら入りたくなる気持ちも、なんとなくわかるような気もします。



だいぶ横道にそれましたが、それたまま、この記事を終わります。









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2019年10月13日日曜日

城が行方不明……


羽生シオン(漫画)、リン・グレアム(原作)

「シチリア大富豪の誤算」 ハーレクインコミックス。




シチリアというと、とりあすず連想するのはマフィアですが、表紙の大富豪は予想にたがわずマフィアのボスでした。



ヒロインのジェマイマは、子ども好きの素朴な人柄の女性です。孤児でしたが、牧師夫妻に引き取られ、イギリスの片田舎で、つつましく幸せに暮らしていました。

ある日、ジェマイマの双子の姉だというジュリーが、突然家にやってきます。

ジュリーとジェマイマは、アルコール中毒の母親から生まれた双子でしたが、生まれてすぐに生き別れていたのでした。

ジュリーは、趣味の悪い派手な服に、ボロボロに破れた網タイツという、明らかに異様な恰好をしていましたが、牧師夫妻は娘として受け入れます。

ところがジュリーは、いったん家に入り込んでしまうと、派手に遊んで両親の財産を食いつぶし、挙句はジェマイマの恋人を寝取るなど、やりたい放題をしたのちに失踪。

そのあと一度戻ってきましたが、代理出産で産んだという赤ん坊を一家に押し付け、また消えて、三か月後に車に轢かれて死にました。


牧師一家は、ジェリーの残した大借金を返しながら、力を合わせて、ニッキーと名付けた赤ん坊を育てていました。


そこに、ニッキーの父親であるルチアーノが、リムジンに乗って、激怒モードで登場。

彼はシチリア・マフィアのボスであり、妻子を事故で失っていたため、ジュリーと代理出産の契約をしたのでした。

けれどもジュリーはジェマイマの名前を使ってルチアーノと取引をしていたので、ルチアーノはジェマイマを素行の悪い嘘つき女だと思い込んでいて、恫喝して子どもを奪い取ろうとします。

我が子同然に思ってニッキーを育てていたジェマイマは、手放すことなど考えられず、ルチアーノと言い争いますが、決着がつかず、結局ニッキーともども、ルチアーノの自宅のあるシチリアに連れていかれることに。


その自宅は、海辺にそびえる中世の古城、カステッロ・デル・ドローゴでした。



その後の展開は省略しますが、紆余曲折とすったもんだの末に、二人が結婚し、ニッキーの両親となるハッピーエンドを迎えます。


で、お話後半の舞台となる、カステッロ・デル・ドローゴですが……


シチリアの古城を検索しても、そういう名前のお城は、見つからないようです。
そして、カステッロ・デル・ドローゴで検索して出てくるのは、この作品の記事ばかり。

前回の「愛が行方不明」「アナパムア島」と、同じような状況です。(´・ω・`)


有名なマフィア映画「ゴッドファーザー」には、Castello degli schiavi(カステッロ・デッリ・スキャッビ)が出てくるそうなので、もしかすると、そこがモデルなのかと思って、googleのストリートビューで見学にいってみたのですが・・・








塀しか、見えませんでした。(´・ω・`)


マンガに出てきたお城は、尖塔が多くて、おとぎ話に出てくるようなお城で、周囲に塀はありませんでした。どこか別のお城がモデルなのかもしれません。



カステッロ・デッリ・スキャッビは、シチリアに聳えるエトナ山の東側にあります。

世界遺産にして、ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山は、わりと最近も火を噴いたり溶岩流したりしているようですが、近隣の人たち、大丈夫なんでしょうか。


って、自然災害がやたらと多い日本に暮らす日本人に、言われたくないでしょうけども。(´・ω・`)



シチリアのお城については、もう少し調べてみて、何かわかったら、記事を追加します。






2019年10月9日水曜日

島が行方不明


さっそくマンガの読書記録千本ノック開始……



「愛が行方不明」 (ハーレクインコミックス) Kindle版
 牧村 ジュン (漫画), パトリシア・ノール (原作)






ヒロインのアニーは、カリフォルニア州のアナパムア島のホテルで働いています。

アニーの両親は数年前に飛行機事故で他界。
そのときのショックで、極度の飛行機恐怖症になってしまったアニーですが、両親の思い出の残るホテルを盛り立てようと、古くからの従業員たちと一緒にがんばっています。

けれども、ホテルの経営は思わしくなく、オーナーである伯父は売却を考え始めています。

そんなホテルに、全米に名を知られたホテル王の、フリン・パーカーがやってきます。
彼にはホテルの買収のための視察という、密かな目的がありましたが、そんなことを知らないアニーは、セレブ客を精いっぱいもてなそうと張り切っていて・・・


と、ここまで読んだだけで、どういう形でハッピーエンドを迎えるか、想像がつきます。

いや、全然読まなくても、三割くらいは想像がつきます。
なにしろ、ハーレクインコミックスの結末は、

「目もくらむような真実の愛・ゆるぎない結婚・あふれんばかりの財産」

を備えた、幸福な家庭生活に落ち着くのがお約束なので。ここに最愛の我が子の誕生が付け加えられることも、よくありますが、養子の場合も結構あります。なんだろうと、とにかくヒロインとヒーローが幸せならいいのです。


ただ、どういう経緯でそこにたどり着くかは、読んでみないと分かりません。

そして、どの作品も、これでもくらえと言わんばかりの趣向を凝らして、読者を待ち受けています。


「愛が行方不明」では、ホテルにやってきたセレブ客のフリンが、出迎えたアニーのフルネームを叫び、そのまま憎悪の罵倒モードに突入。

頭のおかしいクレーマーのような振る舞いですが、自分が買収しようとしたホテルで、二年もまえに失踪し、必死で捜索し続けていた自分の妻が、何食わぬ顔で接客するのを見たら、たいていの人はこうなるかもしれません。


けれども、アニーには、フリン・パーカーについての一切の記憶がありません。
彼女は、両親の飛行機事故死のショックから、心因性記憶喪失となっていました。その記憶のない時期に、フリンのホテルで研修生として働くうちに、恋に落ちて結婚していたらしいのです。

アニーの事情を知ったフリンは、罵倒モードから一転して、記憶のない妻の愛を取り戻すために、アニーに寄り添い、支えになろうとするのですが・・・

(以後のあらすじは省略)


この物語で気になったのは、舞台になっているアナパムア島です。


「アナパムア島」検索してみても、この作品の記事しか見つからないのです。(´・ω・`)


googoeマップで、アメリカ合衆国のカリフォルニア州沖にある島々を、目を凝らして眺めてみても、それらしい名前の島が、どうしても見つかりません。


「アナカパ島(Anacapa Island)という、ちょっと似た名前の島はありますが・・・







ストリートビューで歩ける範囲を見た限りでは、セレブの泊まるスイートルームのあるホテルは、見当たらないようでした。

それとも別の島なのか、架空の島なのか・・・。

「アナパムア島」について何かわかったら、この記事に追記することにします。

















2019年10月8日火曜日

ドーパミンと恋愛マンガ


kindle内の蔵書量を確認したら、マンガ本の割合が、ものすごいことになっていました。

それも、恋愛系ばっかり。(´・ω・`)





たぶん、抑うつ気味の状態が続いた時期に、ドーパミンの分泌を促したくて、無意識にそういう作品を選んでいたのではないかと思います。


あ、恋愛に反応すると、脳がドーパミンを分泌するという研究報告があるのです。


理化学研究所熱愛中にドーパミン神経が活性化する脳領域を解明https://www.riken.jp/press/2015/20150514_1/
共同研究グループは、異性と熱愛中である10名を対象に、恋人の写真と、恋人と同性の友人の写真を見せた時の脳内のドーパミン放出の違いをPETで測定しました。 
その結果、恋人の写真を見た時には、大脳皮質の内側眼窩前頭野および内側前頭前野でドーパミン神経が活性化していることを明らかにしました。 
また、恋人の写真を見たときの気持ちの高まりの強さと内側眼窩前頭野でのドーパミン神経の活性化レベルは正の相関がありました。 
これは、主観的な恋愛感情と、客観的に測定可能なドーパミン神経の活動とが相関していることを示します。内側眼窩前頭野は報酬系[1]に関わる領域であることから、ヒトの恋愛感情は報酬系と同じ神経基盤を共有している可能性を示唆します。(記事の一部を引用)


読んだ本が脳に効いたかどうかはわかりませんが、いま現在元気になっていますので、なんらかの効果はあったものと思われます。お医者さんに処方していただいた抗鬱剤も、ごく少ない量で済んだのも事実です。


というわけで、脳がお世話になったマンガ作品たちへの恩返しと、本代を使いすぎたことを深く深く反省するために、きちんと感想文を書くことにしようと思い立ちました。


少なくとも、レビューを10本書くまでは、次の本は買わないと、ここに決意表明します。

(* ̄0 ̄)/ 

(守れるのかどうか不明……)








2019年10月7日月曜日

GarageBandを使おうと思い立つ



最近、動画を作っています。

こういうのです。





あと、こういうのです。








一般受け、全くしません。



でも、こんな完全に自分の趣味に走った動画、身内くらいしか見ないだろうと思っていたのに、再生数が3ケタになるものもあって、ちょっとびっくり。

名だたるYouTuberさんたちに比べたら、砂粒以下の存在感ですが、それでも、見てくれる人がいると思うと、モチベーションもあがります。



動画を作っていて、気になるのはBGM。


もちろん、フリー素材として公開されているものだけを使わせていただくのですが、内容に合う曲がどうしても見つからないこともありますし、やはり借り物を使い続けるのは、どこか居心地悪いものです。


で、iPadやiPhoneのなかで何年も死蔵ししたままになっている、GarageBandを活用できないかと思って、使い方動画を探してみました。

なぜ死蔵しているのかというと、


・いきなり使ってみても、曲を作って保存する方法が、さっぱりわからず敗退
・といって、使い方を調べるのが超絶億劫


説明書というものを読み込むのが、とにかく苦手なので、たいていのソフト、アプリ類は、いきなり使って試行錯誤しながら覚えるのですが、もともと音楽方面が苦手なせいもあって、GarageBandには全く歯が立ちませんでした。


で、あきらめて、使い方動画を探してみることに。







こちらの動画を二度ほどながめて、なんとなく、傾向と対策はつかめました。
ありがとうございます。


作曲の才能なんかまったくありませんが、有能この上ないGarageBandが、きっとなんとかしてくれるところでしょう。


そのうち、曲に歌も付けたくなりそうなのですが、そのときには、どなたかボーカロイドをスカウトしてこようと思います。誰がいいかな。













2019年10月3日木曜日

消費税の軽減税率・・・


ハンバーガー?






今回の消費税の「上がり方」が、さっぱり頭に入らなかったのですが……









ウタエルさんという方の、この動画を見て、ざっと頭に入ったので、もうそれでいいことにしました。


マックとか、私はほとんどドライブスルーのテイクアウトですが、お店の中で食べると高いのかなと思って、マクドナルドのホームページに行ってみたら、税込み価格は統一するけれど、レシートに印刷される消費税は、「店内お召し上がり」と「お持ち帰り」で違ってくる、というような説明がありました。

   消費増税に関わるマクドナルドの対応について


なんかよくわかりませんが、マックに関しては、テイクアウトしたら安くなるというわけじゃないということだけは、理解しました。たぶん。




















2019年10月2日水曜日

読書メモ…「悪役令嬢後宮物語」




無料書籍アプリで読んでいて、気になっている作品のメモ。



「悪役令嬢後宮物語」
 涼風 (著), 鈴ノ助 (イラスト) フロンティアワークス




原作小説とコミック、どちらも面白いのですが、一日一話分しか読めないので、先が気になってしかたがありません。 そしてコミックのほうは、連載期間がまだまだ短いこともあって、無料で読める範囲が、あっという間に尽きてしまいました。(T_T)


悪役令嬢ディアナ、ものすごく立派な女性です。あらゆる面で有能で、そして人情家。

なのに、先祖代々悪役美形の顔立ちであるため、一族全員が、国中の人から悪の巨魁であると誤解されています。本当は一族で死力を尽くして王家と国を支えているのに。

ディアナは、貴族の政治の思惑に巻き込まれ、やむを得ず国王の後宮に入ることになります(その件を阻止できなかったディアナ父は、怒れるディアナ母にフルボッコにされていた…)。

一族のために、そして自国のために、自らを犠牲にして後宮入りをするディアナ。

だけど国王は純真なだけがとりえの単細胞のバカ者で、ディアナの一族への周囲の評判をうのみにして、初対面から敵対意識をあらわにしてきます。

しかも、このバカ王、弱小貴族出身の側室を寵姫としてはばからなかったため、嫉妬にかられた他の側室たちが、寵姫をいじめ殺す勢いでいやがらせを開始。気の毒な寵姫を守るために、悪役令嬢のオーラ全開で、後宮の泥沼に立ち向かうディアナ。

そういう、ブラック水戸黄門的なお話です。


kindle版でも出ているけれど、もちろん有料。
そして、お値段設定が、ちょっと高め。。。


ライトノベルで一冊千円前後だと、シリーズをそろえたりすると、あっという間に万単位になります。お財布が、痛いです。消費税も上がっちゃったし。。(T_T)


読みたいけど・・・しばらく悩みます。orz