2019年10月9日水曜日

島が行方不明


さっそくマンガの読書記録千本ノック開始……



「愛が行方不明」 (ハーレクインコミックス) Kindle版
 牧村 ジュン (漫画), パトリシア・ノール (原作)






ヒロインのアニーは、カリフォルニア州のアナパムア島のホテルで働いています。

アニーの両親は数年前に飛行機事故で他界。
そのときのショックで、極度の飛行機恐怖症になってしまったアニーですが、両親の思い出の残るホテルを盛り立てようと、古くからの従業員たちと一緒にがんばっています。

けれども、ホテルの経営は思わしくなく、オーナーである伯父は売却を考え始めています。

そんなホテルに、全米に名を知られたホテル王の、フリン・パーカーがやってきます。
彼にはホテルの買収のための視察という、密かな目的がありましたが、そんなことを知らないアニーは、セレブ客を精いっぱいもてなそうと張り切っていて・・・


と、ここまで読んだだけで、どういう形でハッピーエンドを迎えるか、想像がつきます。

いや、全然読まなくても、三割くらいは想像がつきます。
なにしろ、ハーレクインコミックスの結末は、

「目もくらむような真実の愛・ゆるぎない結婚・あふれんばかりの財産」

を備えた、幸福な家庭生活に落ち着くのがお約束なので。ここに最愛の我が子の誕生が付け加えられることも、よくありますが、養子の場合も結構あります。なんだろうと、とにかくヒロインとヒーローが幸せならいいのです。


ただ、どういう経緯でそこにたどり着くかは、読んでみないと分かりません。

そして、どの作品も、これでもくらえと言わんばかりの趣向を凝らして、読者を待ち受けています。


「愛が行方不明」では、ホテルにやってきたセレブ客のフリンが、出迎えたアニーのフルネームを叫び、そのまま憎悪の罵倒モードに突入。

頭のおかしいクレーマーのような振る舞いですが、自分が買収しようとしたホテルで、二年もまえに失踪し、必死で捜索し続けていた自分の妻が、何食わぬ顔で接客するのを見たら、たいていの人はこうなるかもしれません。


けれども、アニーには、フリン・パーカーについての一切の記憶がありません。
彼女は、両親の飛行機事故死のショックから、心因性記憶喪失となっていました。その記憶のない時期に、フリンのホテルで研修生として働くうちに、恋に落ちて結婚していたらしいのです。

アニーの事情を知ったフリンは、罵倒モードから一転して、記憶のない妻の愛を取り戻すために、アニーに寄り添い、支えになろうとするのですが・・・

(以後のあらすじは省略)


この物語で気になったのは、舞台になっているアナパムア島です。


「アナパムア島」検索してみても、この作品の記事しか見つからないのです。(´・ω・`)


googoeマップで、アメリカ合衆国のカリフォルニア州沖にある島々を、目を凝らして眺めてみても、それらしい名前の島が、どうしても見つかりません。


「アナカパ島(Anacapa Island)という、ちょっと似た名前の島はありますが・・・







ストリートビューで歩ける範囲を見た限りでは、セレブの泊まるスイートルームのあるホテルは、見当たらないようでした。

それとも別の島なのか、架空の島なのか・・・。

「アナパムア島」について何かわかったら、この記事に追記することにします。

















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