2016年8月19日金曜日

憂鬱な脳は水で洗う


憂鬱なことが多いとき、無理矢理にでも大量の本をドカ読みすると、気分が上がることがある。

脳内を、ジェット水流でざばーーーーっと水洗いするようなイメージだ。


小説なら五本くらい、漫画本なら、三十冊くらい、一気に読む。


もちろん、目がとっても疲れる。 


でも、読み終えると、変な具合に凝り固まって動かなくなった、憂鬱な思念が、どっかに消えるか、薄れている。




カキフライが無いなら来なかった」(幻冬舎文庫)の、11ページ目にある句。




憂鬱な夜を救ってくれる本といる        又吉直樹  



このかたの場合は、人格化した本と「居る」ことで、救われるらしい。

もしかしたら、読んでないか、読み進めずに、同じページばかり見ているのかもしれない。

それも、ありだと思う。

一冊で済むなら、経済的だし、場所もとらない。


でも、もしかしたら、数千冊か、万単位の本を周囲に密集させているかもしれない。
お金かかるし、場所も大変だし、家も危険だ。



そういう場合は、電子本の導入が強く望まれる。



私はそうした。

Kindleの小さな画面が、書庫になっている。



憂鬱な夜は、停電したら大変だ。

懐中電灯や蝋燭では、もはや入り込めない書庫だから。









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