2017年1月29日日曜日

【マンガ読んだ日記】東村アキコの「東京タラレバ娘」と「かくかくしかじか」



マンガ、東京タラレバ娘が一巻目、とあるマンガアプリで無料公開されてたので、読んでみました。


(今調べたら、Amazon Kindleでも無料公開されていました)



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どうにもイラっとくる話です。( ̄。 ̄;)


ヒロインを含む三人の女性たちは、それぞれ夢を持って暮らしているし、努力もすごくしているのだと思うのですが、どこかに保身優先の気配のする、都合のいいゴマカシがあって、関わってくる他人に対しても、自分に対しても、誠実に見えないんです。


そんな人、めずらしくもないのでしょうし、人間なんてそんなものかもしれませんけども、そうそう自分に都合のいい他人が、都合のいいタイミングで用意されているはずもなく、そういうことばかり願う心には、誰かの存在や人生を真剣に思う気持ちが育ちようもないわけで、だから相手が見つからないのも、当然な成り行きのように思えてしまいます。


なのに、ちょっと傷つくと、寄り集まって大酒飲んで、傷なめ合って、現実や自分の本心を直視するのを避け続けている様子を見せつけられたら……


そりゃ、居酒屋に居合わせた金髪の青年のように、イラッとくるのも当然かなと。




というわけで、ひたすらイラッとくるだけに、気になって気になって、先が読みたくてしかたがないのですが、2巻目以降は有料なので、イラっとするためにお金はらうのもなんだかなと思って、読まずに我慢しています。


完結したら、読もうかな。

すっきりしたエンディングを迎えることを信じて、待ってみましょうか。


読み足りないので、他に何かないかなと思っていたら、同じ作者の別の作品、「かくかくしかじか」というマンガも、一巻目が期間限定無料になっているのを発見。



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読んでみたら、ハマッてしまいました。

主人公は、美大を受験する、ヘナチョコで中身のできてない女子高生。


自意識過剰で、自己肯定感や、自分の才能への慢心度は異様なほど高いのに、根性は全くナシ。

世の中を知らないうえに、褒められたことしかないため、すぐにでも漫画家になれる才能と力があると信じ込んでいて、努力して何かを獲得するという発想がありません。

ただ、友人の紹介で、たまたま地元の絵画教室の先生と出会い、そこの鬼のように厳しい先生について、本格的なデッサンの訓練を受けることになります。

全くちやほやせず、ひたすら本気のダメ出しを食らわして、精進させようとする先生に対して、主人公は強く反発しますが、なぜか教室をやめることができません。

次第に力をつけ、腕をあげていく主人公。
とりあえず美大に進もうということになるのですが、推薦枠を貰ったにもかかわらず、見事不合格。

先生の叱咤のもと、一般受験をして、なんとか一校合格。

けれども、地元を離れ、絵画教室からも離れると、精神的支柱を失って、かといって本来の夢だった漫画家への道を直視する勇気もなく、ズルズルと暮らすうちに、何も描けなくなってしまいます。


結局、遊び暮らして大学の四年間を無駄に費やし、就職も決められないまま、地元に帰還。


ダメだなあ。

若いって、ダメなことだなあと、つくづくため息がでるストーリーですが、その痛い過去をものすごく直視して、ダメさをまるごと作品にしている作者の心意気というか、このダメな時代を乗り越えたあとの姿が見たいという思いも出てきて、2巻目以降は、お金払って購入することにしました。


まあ、私自身も、相当にダメな若者でしたから、耳が痛い場面が山ほどあります。(´・ω・`)



続き読んだら、また感想書きます。





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