2016年4月9日土曜日

十二回目

住居のロボット化を、心から願っているものである。


家には、ぜひともしゃべってほしい。

音声言語でやさしくよびかけして、日々の暮らしを支えてほしい。


外出予定や、書類作成の期限が迫っているようなときは、


「そろそろおでかけの時間ですよ」


とか、


「福祉課への提出書類は、できていますか? もうすぐ期限がきますよ」


とか、ばっちりなタイミングで、声掛けをしてほしい。




なんでそんなことを思い始めたかというと、浴室のシステムを交換したら、お風呂がしゃべるようになったからである。


やさしい声で、


「もうすぐ、お風呂が、わきます」


と呼びかけてくれる、おもいやりの愛しさよ!


やさしいおうちに、すみたい。



ボケても安心。
いや、家がしゃべってくれたら、ボケもあまり進行しないかも。
そんな気がする。









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