2016年10月27日木曜日
【漫画読んだ日記】アオイホノオと八十股
ちょっと前に、Kindleで、島本和彦作「アオイホノオ」という漫画を読みました。
著者の大学時代を題材にして、同時代に頭角を現していったアーティストたちの様子を描いている、興味深い作品です。
「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野監督や、オタクの王で有名な岡田斗司夫氏などが、ほとんど怪人のようなキャラクターで登場します。
正直、私としては、あまり好きにはなれない、できれば近寄らずに遠く離れたところで眺める程度にしておきたいタイプの方々ですが、何かになりたい、作りたいというパワーには共感することがありました。
ジャンルは全く違っていましたけれど、自分も同世代で、一応専門職を目指していましたから。
んで、今朝、Twitterか何かで、こんな記事が流れてきたので、つい読んでしまいました。
岡田斗司夫が中学生のはるかぜちゃんに彼女になるよう迫っていた疑惑が発覚! はるかぜちゃんがそれらしき「おじさん」の事を告白!
http://jin115.com/archives/52077963.html
ええと……ゴシップみたいなのを、そのまま鵜呑みにしてもしかたがないので、参考情報として受け止めて置こうと思ったのですが、さらにたたみかけるように、こんな記事も流れてきました。
岡田斗司夫さんの枕営業教唆の手口が漫画化される
http://cureco.jp/view/275/?p=1
読みましたが、なんともはや・・・・。
(八十股って…)
こんな、「業界」を題材にした漫画やドラマに出てくるような話が、現実にあるのかしらと、変なところに感動してしまいました。
事実かどうかはともかくとして、これ、岡田氏が教えている大学は、調査すべき案件なんじゃないのかなと思ったら、すでにお辞めになっているようです。
客員教授だったのが、契約更新されなかったんですかね。(´・ω・`)
岡田氏のことについては、壊れた人なのかなあと思うだけで、とくに批判する気持ちはありません。だってこんなこと、第三者には真偽の確認のしようのないことですから。
何かの専門職、プロフェッショナルを目指して研鑽している時期には、芽が出ないことの焦りや、見通しの立たない苦しさに負けそうになることが、何度となくあるものだと思います。
岡田氏の暴露漫画を描かれた方も、そのような厳しい状況のときに、状況をショートカットできるワープゾーンを目の前に突きつけられてしまって、うっかり引き込まれそうになっちゃったのでしょう。
たぶん、そういうのも含めて、選んだ道に課せられる試練なんでしょうね。
先々の保証が何もない状態で、自分の能力と運をひたすら信じて、報われるかどうか分からない苦しい努力を続けるなんて、まともな神経の人には、耐えられることではありません。
結局のところ、それしかできないような、「普通」に世の中で暮らしていくことの難しいような人だけが、その道に残っていくのかもしれません。
「アオイホノオ」に出てきた方々は、よくも悪くも、そういう存在だったのだろうと思います。
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