2016年10月1日土曜日

冨田勲と初音ミク


どちらも好きなのに、コラボしているという情報を、すっかり見逃していました。



冨田勲「イーハトーヴ交響曲 Blu-ray」ダイジェスト映像





全部見てみたいです。

レンタルできるのかな。。。



でもなんだか、オーケストラの背後の巨大なディスプレイで、一人っきりで歌う初音ミクさんは、なんだかきれいすぎて、さみしそうに見えます。

PCから飛び出して、ひとと同じステージにあがったからこそ、余計にひとから遠く見えてしまう…そんな気もします。



冨田勲の曲を最初に聞いたのは、中学のときでした。


放送部の生徒たちが、放課後の体育館で、「惑星」をガンガンかけ鳴らしていたのが、あまりにもかっこよくて、夢中になりました。

でもそれよりも前に、時々テレビで聞いていたこの曲に、ざっくり心を持って行かれていました。



「NHKニュース解説」タイトル曲






ファンファーレのように短い旋律で、いきなり異世界の扉が開くのです。

この曲が冨田勲作曲であると知ったのは、何十年も経ったあとのことでした。

いま聞いても、何か予想もつかない未知の世界が目の前に出てくるような、どこか不安な気持ちにかられます。



「惑星」は、壮大なのに、どこか人間くさいドラマを想起させる、「木星」の編曲が、とにかく好きでした。




TOMITA Isao/冨田勲 - THE PLANETS/組曲 惑星:Jupiter/木星 (1977)





創世もしくは誕生、希望、躍動、邂逅、友愛、歓喜、破局と絶望、孤独、そして諦念からの、再生……



人生って、そんなもんなんだろうな、先がながいなあ、めんどくさいなあ……とか思いながら、「惑星」を聴いていた、辛気くさい中学生でした。


それから数十年たって、旅も終盤に向かいつつある今も、あまり変わらないような気持ちで、この曲を聞いています。



進歩がないのか……(´・ω・`)















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