2016年9月4日日曜日

【漫画日記】「左ききのエレン」(Kindle unlimited読書日記)



Kindle unlimitedの本を読みすぎて、もう記録が追いつきません。
マンガが多いだけに、数がいくらでも増えていきます。



左ききのエレン(1): 横浜のバスキア 

Amazonの説明文より

天才になれなかったすべての人へーー。 

朝倉光一は、大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー。いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった……。もがき苦しむ日常の中で、高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。 

2015年、メディアプラットフォームnoteで公開されてすぐに話題を呼び、ウェブメディアcakes連載時も不動の人気を誇る「左ききのエレン」、待望の電子コミック化!「SNSポリス」「おしゃ家ソムリエおしゃ子! 」で一躍話題になった「かっぴー」が手がける、初の長編ストーリーマンガ。






一巻と二巻を続けて一気に読了。

薄いナイフみたいに、まっすぐ心に入ってくる物語でした。


つまらない自意識の枠から抜け出すことのできない凡庸さと、それでも「何者か」にならずにはいられない向上心を抱き合わせでもってしまった、光一の苦悩。

そして、途轍もない天賦の才能を持っているにも関わらず、安心感や喜びといった、精神的な後ろ盾がないために、創作を放棄したエレンの苦しみ。


正反対の二人がぶつかり合った刹那は、お互いが自分の本質と、向かう先を知るための唯一の機会だったのかもしれません。


どことなく、日本橋ヨヲコの「G戦場ヘヴンズドア」を思い出す作品でした。






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