2018年3月25日日曜日

銃規制 ジョン・レノン いろいろ

googleニュースの上のほうに、アメリカの銃規制についての記事が出ていました。


「6分20秒間で…」若者ら演説 銃規制行進に80万人

https://www.asahi.com/articles/ASL3T1PC2L3TUHBI001.html

米フロリダ州の高校での銃乱射事件を受けて、高校生が呼びかけた「私たちの命のための行進」が24日、首都ワシントンで開かれた。NBCテレビによると約80万人が参加。全米で約800カ所、欧州やアジアなどでも集会が開かれ、銃規制と学校の安全を訴えた。


「私の親友も銃で…」マッカートニーさんも反銃行進参加
https://www.asahi.com/articles/ASL3T340PL3TUHBI00Z.html?iref=pc_extlink

 約17万5千人が参加したニューヨークでは、歌手のポール・マッカートニーさんも「銃の暴力を終わらすことができる」と書いたTシャツで行進に加わった。CNNのインタビューで、ビートルズで一緒だったジョン・レノンさんに触れ、「私の親友もこの近くで銃で殺された。だから私にとって重要なことだ」と話した。


歴史も社会の成り立ちも違う他国のことなので、住民感情みたいなものを直接感じ取ることはできませんけれども、銃で身を守ることができると考えている人がたくさんいるのであれば、規制は難しいだろうなと思います。

民主政治に限らず、政治というものは(もしかしたら経済も)、人民の不安や恐怖に最も強く反応して動くもののように思えるからです。

銃に限らず、世の中には恐怖や不安の種になるものが満ちあふれています。
戦争、災害、病気、犯罪、老化、貧困……あらゆる種類の不安や恐怖に支配されない社会というものは、人の脳をいじって改造でもしない限り、実現しないように思うのは、悲観的すぎるでしょうか。


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ポール・マッカートニーの親友と言われて、即座にはジョン・レノンの名前を思い出せませんでした。
もう40年近くも前のことだから。

でも思い出してみると、ほんの最近のことのようにも思えてきます。

あの事件は私が高校三年のときで、ちょうど模試を間近に控えたころに起きたのを覚えています。クラスメートががっかりして、「ゆうべはずっと彼の曲ばかり聞いていた」と話していました。私はどうにも現実味を持てず、ほんとに亡くなったんだろうかと思ったりしていました。

その年は、上野のパンダ(カンカン)と現役の総理大臣(大平正芳氏)が亡くなるなど、死を意識する出来事が立て続けにあり、受け止め方が分からないまま、もやもやした不安を感じながら過ごしていたように思います。

パンダ、知らないうちにずいぶん亡くなっていました。
(こんなにいたんだ、と驚きました。)

上野動物園 歴代のパンダたち
http://www.ueno-panda.jp/history/


とりあえずはパンダたちのように死ぬこともなく、日常の不安とも折り合いをつけながら、昭和から平成を生きてきました。

アメリカの乱射事件にはぞっとさせられましたし、あの長く引き延ばした金髪で頭頂を巧妙に覆っている大統領さんの言動には、唖然とするばかりですが、こんなことばかりでもないとも思っています。でも、


  想像してみて。
  みんながただ平和に暮らしていることを。


難しいです、ほんとうに。
恐ろしい出来事が「ときどき起きる」ことに、慣れすぎてしまいましたから。





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